谷査恵子氏から籠池氏へのファクス全文

本日行なわれた森友学園・籠池氏の証人喚問
いつくかキーマンになりそうな名前が出てきましたが、その中でも注目を集めているのが谷査恵子氏。
元通産官僚で、首相夫人付きの役職として、昭恵夫人に近い立場だった方です。

今日の籠池氏の証言では、籠池氏が国有地の払い下げの件を電話で昭恵夫人に相談したところ、昭恵夫人からの返事ではなく、こちらの谷査恵子氏からのファクスが帰って来たとのこと。

ぜひともそのファクスを見たいと感じたのは私だけではないでしょう。
喚問中、籠池氏がそのファクスを提示する場面もあり、気になっていましたが、ネットで画像が上がっていました。
その全文を書き起こして掲載します。

ただし元の画像の出所はいまのところ未確認です。そういうものとしてご理解ください。

文中の■は画像のなかで、伏せ字としてモザイク処理がしてあったところです。

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谷査恵子氏から籠池氏のファクス(1/2)

塚本幼稚園 幼児教育学園
総裁・園長
籠池 泰典 様 FAX■■■■■

前略 平素よりお世話になっております。
先日は、小学校敷地に関する国有地の売買予約付定期借地契約に関して、資料を頂戴し、誠にありがとうございました。

時間がかかってしまい申し訳ございませんが、財務省本省に問い合わせ、国有財産審理室長から回答を得ました。

大変恐縮ながら、国側の事情もあり、現状ではご希望に沿うことはできないようでございますが、引き続き、当方としても見守ってまいりたいと思いますので、何かございましたらご教示ください。

なお、本件は昭恵夫人にもすでに報告させていただいております。

内閣総理大臣夫人付
谷 査恵子
■■■■■■

※明日より出張のため、携帯番号がしばらくつながらない可能性がございます。
ご迷惑をおかけいたします。

谷査恵子氏から籠池氏のファクス(2/2)

籠池様

平素よりお世話になっております。
先月頂戴しました資料をもとに、財務省国有財産審理室長の田村嘉啓氏に問い合わせを行い、以下の通り回答を得ました。

1) 10年定借の是非

通常、国有地の定借は3年を目安にしているが、今回は内容を考慮し、10年と比較的長期に設定したもの。他の案件と照らし合わせても、これ以上の長期定借は難しい状況。

2) 50年定借への変更の可能性

政府としては国家財政状況の改善をめざす観点から、遊休国有地は即時売却を主流とし、長期定借の設定や賃料の優遇については縮小せざるをえない状況。介護施設を運営する社会福祉法人への優遇措置は、待機老人が社会問題化している現状において、政府として特例的に実施しているもので、対象を学校等に拡大することは現在検討されていない。

3) 土壌汚染や埋設物の撤去期間に関する賃料の扱い

平成27年5月29日付 EW第38号「国有財産有償貸付合意書」第5条に基づき、土壌汚染の存在期間中も賃料が発生することは契約書上で了承済みとなっている。撤去に要した費用は、第6条に基づいて買受の際に考慮される。

4) 工事費の立て替え払いの予算化について

一般には工事終了時に清算払いが基本であるが、学校法人森友学園と国土交通省航空局との調整にあたり、「予算措置がつき次第返金する」旨の了解であったと承知している。平成27年度の予算での措置ができなかったため、平成28年度での予算措置を行う方向で調整中。

谷査恵子氏から籠池氏へ送られたとされるファクス
出典:【資料】内閣総理大臣夫人付・谷査恵子氏から籠池泰典氏へのファクス返信 | THE PAGE(ザ・ページ)

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谷氏からのファクスの何が問題なのか

話題のファクスですが、この何が問題なのでしょうか?

籠池氏は瑞穂の國記念小學院設立に向け、当初の資金負担を軽くしたかった。それで国有地の定期借地契約の延長を模索していました。
介護施設などでは長期の定借が認められているケースがあり、それに倣うことができないか、と考えたのでしょう、その方向で昭恵夫人に相談したものと思われます(証言どおりであれば)。

それに対して、昭恵夫人の側近である公務員が、所轄の役所に問い合わせをした。
具体的には、財務省国有財産審理室長の田村嘉啓氏、という名前が二枚目の冒頭に出ています。

ただし、この相談への返答は「無理だ」となっています。
なので、これをもって籠池氏が特段の配慮を昭恵夫人経由で得た、とは言い切れない面は確かにあります。

ですが、一般的にはこうした問い合わせ(ひいては相談・依頼)が、財務省の室長クラスに届く事って、あんまりなさそうにも思いますよね。
そして、首相夫人たる昭恵さんの側近から問い合わせがあったとなれば、問い合わせを受けた側はどんな風に感じるのか?

折からのこの問題、籠池氏が言うには突如風向きが変わって追い風が吹き出した、とのこと。通常は難しい学校の認可が、急にうまくいきだした・・・この追い風の正体こそが問題なわけですが、もしかするとこれと似たような構図の“相談”がいろいろあって、そのうちのいくつかが追い風に繋がったのかも知れない、とも思ってしまう。そもそも定借では学校は建たないのが原則らしいですし、根本的に土地が安すぎる、と皆感じているわけですよね。

今日の喚問は終わりましたが、この森友問題、まだまだ終わったとは言えないように感じています。

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コメント

  1. 小澤誠二 より:

    一般には工事終了時に清算払いが基本であるが、学校法人森友学園と国土交通省航空局との調整にあたり、「予算措置がつき次第返金する」旨の了解であったと承知している。

    思いっきり従来のルールを曲げてますよね…。

  2. 渡辺明 より:

    谷秘書官は国会で証人に起つべきだ。
    Fax内容も経緯も知っている筈です。左遷されるなら
    失う物はない。全て公にした方が良い。野党に拾ってもらえる
    可能性もある。反撃せよ!

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