Japanizing Beam ! って何なの? 森羅万象を萌え化する日本文化の功罪

ネット界隈で「Japanizing Beam !」なる遊びが流行っているそうです。

意味からすると「日本化光線」ですが、投稿された画像を見ると種類は様々。
何なのこれ? ということで、今回はこの Japanizing Beam が何なのか、どんな効果を持つのか、元ネタや形式などについて調べてみました。

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Japanizing Beam(ジャパナイジングビーム)って何なの?

Japanizing Beam に共通しているのは、三コマの画像が組み合わされていること。

二コマ目にはほぼ、ウルトラマンティガがスペシウム光線を放っているシーンが使用されています。厳密にはスペシウムなのか違う光線なのか、新し目のウルトラシリーズを見ていないのでわかりませんが、ともかくこれが Japanizing Beam らしい。

そして三コマ目には、日本のアニメ流美少女画像が掲載されています。

一コマ目の画像はいろいろなのですが、三コマ目から翻って見ると、最後の美少女画像と関連のある画像が使われています。

くどくど書くのもアレですが、つまるところはどんなものでも、Japanizing Beam を浴びると萌え系の美少女になってしまう、という遊びらしい。

Japanizing Beam の源

この「 Japanizing Beam 」、ケツァルコアトルという南米の神話に出てくる神さまが、アニメ『小林さんちのメイドラゴン』の中でキャラ化されていたのがおおもとのようです。

元来のケツァルコアトルは、人類に火をもたらしたギリシア神話のプロメテウスのように、人々に文明をもたらした偉大な神。ケツァルは鳥の一種、コアトルは蛇を意味し、そのようなハイブリッドな姿をしているのですが、アニメの中ではグラマーな美少女として描かれ、あろうことか露出度高めのいでたち+自分のことを僕と呼ぶ、典型的な萌え属性の型を備えています。

これに限らず、特に最近の日本では、あらゆるものの萌え化が進んでいます。
赤城、加賀をはじめとする太平洋戦争の軍艦の名を萌えキャラ化した『艦これ』や、戦車戦を萌え化した『ガルパン』は大流行りしましたし、最近のゲームでは三国志や戦国武将までもが萌え化しています。
つまり男の子たちの(一部大人も)ミリタリー趣味と美少女思考が野合して、一定の文化圏を形成している。

一方で日本には、プロはだしの技量をもった萌え絵師たちがたくさんいます。
ミリタリー系に限らず、猫耳をはじめ、彼らがそれぞれに萌え化してきた素材は数知れず。かなりの素材を “Japanizing” できるだけのぶ厚い“文化的”蓄積がある。言い換えればそれだけ多くの事物を萌え化してきたということ、ですよね。

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Japanizing Beam に思うこと

Japanizing Beam のブームは海外発祥。
それが逆に日本でも流行りだした、という流れのようです。

何でも萌え化してきた罪深さをほのかに感じるとともに、開き直りで悪のりし、おもしろがりたい衝動にも駆られそう。
何しろ三コマ目の素材にはことか欠かない。手軽な大喜利のお題を、海外からいただいたようなものです。

この遊びのポイントは日本化ですから、理屈の上では萌え女じゃないものに変えてもアリなわけですが、ネタは圧倒的に萌えが多い。前述のように素材が豊富ということもあるでしょうが、それよりもむしろ、あらゆるものを貪欲に萌えキャラ化してきた点が日本の特徴として受け止められているということがありそうです。

日本と言えば、世界目線ではまず「萌え絵」が浮かぶ・・・痛快でもありますが、一抹の複雑さを感じるのは私だけでしょうか。

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派生形もある

もちろんネタ遊びですから、「アメリカ化」などいろいろな派生形態があります。
いずれもその国の文化に固有で、かつ、よそから見るとクスっと笑ってしまうような文化的特徴をあげつらうようなものが面白い、と私は思います。

おそらくJapanizing Beam も、そういう面白がられ方をしているのだろう、と私は思います。

遊びとはいえ他文化の神や英雄、果ては人物以外の事物にまで及ぶ萌え化、海外から見ると不可思議な現象なのかも知れませんね。偶像を禁止する文化もありますので、場合によってはまずいことになってやしないかと、気の小さい私などはちょっぴり心配になってしまったり・・・。

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