銃剣道のルールや木銃について〜新学習指導要領に入るのはいつから?

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小中学校で使われる新しい学習指導要領が3月31日、告示されます。
そこで文科省は新たにひとつの武術を、保健体育の例として加えるらしい。

それは、銃剣道

・・・何それ?
聞き慣れませんね。

今回はこの銃剣道について、調べてみました。
ルールや、そこで使われる木銃がどんなものなのか?
そして、実施されるのはいつからなのか、などについて。

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保健体育の武術の例に銃剣道採用、ニュースの概要

今回、私が目にしたニュースはyahoo。読売がソースのようです。

文部科学省は2020年度以降に実施する小中学校の次期学習指導要領を31日付の官報で告示する。
2月に公表した改定案に対するパブリックコメント(意見公募)の結果を考慮し、表記を改める予定だった「聖徳太子」や「鎖国」を一転して変えないことにした。中学校の保健体育で必修の武道の例としては、柔道や剣道など8種目に加え、木銃を使って相手を突く「銃剣道」を加えた。
出典:中学武道に木銃使う「銃剣道」追加 (読売新聞) – Yahoo!ニュース

銃剣道とは何?

銃剣道のもとになっている銃剣術は、旧日本軍で訓練されていた武術。
白兵戦や近接した戦闘のなかで、先端に銃剣を装着した小銃を武器にして戦う。

女性はあまり知らないと思いますが、小銃の先につける小型の剣があるんですよね。
銃弾を撃ち尽くしたり、敵と格闘になった際などに、長い銃の先に剣がついていればそれを刀のように使うことができるわけです。
先端の剣で刺したり、斬りつけたり、逆に小銃の銃床(お尻の方)で打ちつけたりして、敵にダメージを与えます。

一方では刀と違い、銃身にダメージを与えないような身のこなし方などもあり、剣道とは全く違う、独自の武術と言えます。

日本では太平洋戦争の後、競技武道として発展。木銃を用いて相手の喉や銅を突き合うものとして、大会も行われています。これが銃剣道。

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銃剣道のルール

銃剣術という場合はきわめて実践的な戦闘術。
まさか殺人術を教えることはあり得ません、今回文科省が言っているのは、競技化された銃剣道。
それでもおだやかじゃない気はしますよね。
ただ、剣道ももとをたどれば、、、ということなのかも知れない。

銃剣道は、原則としては10mの正方形をしたコート内で行います。

そのなかで勝敗は、次のように決められます。

お互いに向かい合い、木銃(もくじゅう)というもので相手よりも早く左胸・喉を正しい姿勢で突いて勝敗を競います。
出典:銃剣道の試合方法 – 全日本銃剣道連盟

一本になるには、突く部位が決まっています。

・上胴(うわどう):左腕の上から左胸を突く
・下胴(したどう):左腕の下から左胸を突く
・のど: 喉を突く
・小手(こて):相手が左胸を左腕で隠した時に小手を突く
・肩(かた):相手が体勢を崩した場合に相手の左胸に向かって垂直に左肩を突く

単に突いただけではだめで、正しい姿勢でしっかり突かなければなりません。
このあたりは剣道に似ていますね。

木銃ってどんなもの?

木銃の読み方は「もくじゅう」。
呼んで字のごとく、木製の銃です。弾丸はでない。
競技用の木銃は、先端にゴムがついている。
十分に調べたわけではありませんが、木の部分は赤樫が使われていることが多いようでした。

第二次世界大戦末期の銃剣術

よくドラマなどで、敗戦の色が濃くなった太平洋戦争末期の日本の様子が描かれますが、その際に民間人が並んで竹槍の訓練をしているシーンが出てきます。ろくな武器も無いのに本土決戦に備えている悲壮な状態の象徴的なシーンですが、この竹槍訓練の内容は、槍術というよりは銃剣術だったのだそうです。

戦前の銃剣道は、名称変更された後も技法面では銃剣術と変わらず、教育機関でも指導された。太平洋戦争(大東亜戦争)末期の昭和19年(1944年)ごろから主に男性を中心に行われた竹槍の訓練(女性は薙刀の訓練が主であった)も、その内容は槍術ではなく銃剣術であった。このため現在でも年配者には、戦前の銃剣道や竹槍訓練を「銃剣術」および「銃槍術」と呼ぶことがある。
出典:銃剣道 – Wikipedia

戦時中のことを知る人は次第に少なくなっていると思われますが、今回の銃剣術の復活とも言える指導要綱、みなさんはどう感じているのでしょうね。

みんなの反応〜twitterでは

銃剣道が入るのはいつから?

籠池氏の問題が連日騒がれていますが、土地の払い下げに関する疑惑のほかに、教育勅語を重視する森友学園の教育内容、教育方針そのものにも批判の目が注がれています。
そうした教育の内容を所管するのは、突き詰めれば文部科学省と私は理解していますが、その文科省は不正な天下り問題で大揺れ。
そんな中、これからの学習指導要領の中にまた戦前をにおわせるようなものが出てくる・・・いったいどうなっているのかな?

銃剣術が加えられる学習指導要領は、冒頭の引用文によれば2020年度以降。東京オリンピックの時には採用されていることになりそうです。

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