すずふり亭は鈴振りではなく鈴降? 名前の由来と意味、実在のモデルは?(ひよっこ)?

NHKの朝ドラ『ひよっこ』、始まって間もないですが、私はすっかりハマりそうですが、みなさんはいかがでしょうか?
ヒロインみね子の純朴で素直なキャラクター、彼女を囲む暖かい家族と日本の原風景。朝からほっこりしますね。

とはいえ時代は高度成長まっただ中。オリンピックを間近にひかえ、東京は建設ラッシュです。

時が止まったような奥茨城に対して、激変する時代の波にさらされているのはが、宮本信子さんがきりもりする“すずふり亭”。

今回はこのすずふり亭の店名の由来と意味実在するモデル、について書いてみます。

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すずふり亭の実在のモデルの店はどこ?

今回の朝ドラ『ひよっこ』、これまでの『とと姉ちゃん』や『ぺっぴんさん』のように実在のモデルは存在するのでしょうか?

この問いへの答えはNo。『ひよっこ』は書き下ろしのフィクションだそうで、主人公の谷田部みね子も、みね子の実家がある奥茨城村も物語上の架空の存在。

すずふり亭もまた、フィクションだそうです。

あのおいしそうなハヤシライスやポークソテーを、実際のお店で食べてみたいと思った人も多いことでしょう。見ていると香りがしてきそうで、とてもおいしそうですよね。

裏話を聞くと、撮影のために実際に作っているらしい。
制作陣の力の入れようが伺われます。

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店名“すずふり”の由来は、“鈴振り”ではなかった!

ところでこの“すずふり”という店の名前、なかなかいい響きです。

直接的にはこの店の店主の名前、宮本信子さんが演じている牧野「鈴」子からとられていると思ったのですが、調べてみると赤坂には「すずふり」という地名や店名がいくつかある。
赤坂という場所に、何かもう少し踏み込んだ由来がありそうです。

地図を見てみるとズバリ、鈴降神社というお社がありました。
すずふり、と言うと「鈴振り」を連想しましたが、「鈴降り」なんですね。
鈴→振る、と思ってしまった自分の浅はかさが情けない(笑)。

鈴降神社(すずふりじんじゃ)の場所はどこ?

地図で神社の場所を示してみましょう。『ひよっこ』の聖地になるかな?

「動かす」に切り替えると操作できます。

鈴降神社のご由緒

こちらの鈴降神社、どういったお社なのでしょうか? 他のブログさんから由来を拝見しました(ありがとうございます)。

花園院正和年中、稲荷の神七歳の童女にのりうつり「我は鈴降宇賀三社の霊神なり、わが持つところの鈴は天降の鈴なり一たび拝する者には家門繁栄ならしめん」と信託あり、よって鈴降の神号とすと。
出典:鈴降稲荷神社|港区赤坂の神社

稲荷神が七つの少女を憑代にして、家を栄えさせる天降の鈴を伝えた。
正和というのは年号で、「しょうわ」と読むようです。西暦では1312年から1317年頃の期間。花園天皇という方の時代なので、この頃を指していると考えてよいでしょう。

すずふりの鈴は、由緒正しい開運アイテムなんですね。

家康を救った三個の鈴

他方、徳川家康が絶体絶命のピンチに陥った時、三個の鈴に助けられたことがあった。
そのピンチとは、歴史に知られる「伊賀越え」です。

時は戦国、本能寺の変で信長を討った明智光秀。天下取りに名を挙げたわけですが、おかげで世の中は大混乱。家康も命を狙われることになる。当時は家康にとっては最悪のタイミング。大阪に出張っていましたがおつきの者はわずか。どうやって地元の三河に逃げ帰るかが問題になった。

大きな通りを通ればすぐに補足されてしまう。かといって裏道を通れば夜盗などの武装集団に狩られかねない。結局、伊賀の険しい山道を通り、なんとか難を逃れたと伝わるアレ、大河ドラマなどでもよく出てきますね。

この時、鈴降稲荷のご由緒によると、この山道で家康が迷ってしまった時、この鈴と出会った。

徳川家康急遽三河に帰らんとて、伊賀越えの際山中にて道に迷いし時、遥かに鈴の音が聞こえるので、その方向にたどりつくと観音堂あり堂主山名孝倫なる者がいて之を迎え厨子の中より三箇の鈴を取り出し家康に献じ、且つ付近の住民を集めて道案内と警護をしつつ伊賀の白子に出、舟にて海路浜松へ帰ることが出来たという。
出典:鈴降稲荷神社|港区赤坂の神社

迷っていると遠くに鈴の音が聞こえた。
その方向に行くと観音堂があり、そこの主が三個の鈴を家康に献じた。加えて近くの人々を集めて家康の道案内&警護をさせた、というのです。

無事に逃げ帰った家康はこれに感謝し、江戸幕府を開いた後、彼らに四谷の土地を与えた。
その伊賀の人々がたてたのがこの鈴降稲荷とのこと。

家康は、此の恩義を徳とし、江戸幕府を開くや、孝倫はじめその折の郷民を江戸に召して、四谷に地を給し、これを伊賀同心組とした。 よって彼等は一宇の祠を建て、さきの鈴を神鈴として鈴降稲荷と号し伊賀組の鎮守としたという。
出典:鈴降稲荷神社|港区赤坂の神社

すずふり落語説

「すずふり」と検索すると落語の演目も出てきます。
こちらは鈴「振り」ですが、朝の連ドラとの関係は薄そうです。

気になる方はこちらを(別ウインドウで開きます)。

鈴振り – Wikipedia

おなじ“すずふり”でも「鈴降」とするか「鈴振り」とするかで、かなり意味が違ってきます(笑)。



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“すずふり”に込められた意味

さて、この『ひよっこ』に出てくるすずふり亭、なかなか好感度高いです。

出稼ぎで働くみね子の父親に対して、自分たちが東京を作ったんだと誇ってほしい、と言う女店主。
黙々と料理に打ち込むだけでなく、その料理の先のお客さんをしっかり見ている料理長。スタッフの士気も高いです。
変わらぬ時が流れる奥茨城と激動の東京の間を橋渡しするこの店の存在は、今後のドラマの上でも大きなものになりそうです。
江戸を作った家康にゆかりの深い社の名前を持つ、という点ではこのすずふり亭、古い東京を護る象徴のようでもあるし、右も左もわからず道に迷いそうになるみね子にとっては、道を指し示す天降りの鈴のようでもあります。

いずれにしても、私たち視聴者にとってもオアシスのような場所になりそうで、今後の展開が楽しみです。

つい長くなってしまいました。
今回はこのへんで。

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コメント

  1. きりぎりす より:

    すずふり亭の由来、どんぴしゃりでしたね!

  2. webmaster より:

    きりぎりすさん、こんにちは。
    コメントをどうもありがとうございます!

    前回はお父ちゃんが店先に現れ、増田さんも仰天。由来の話も流れてしまいましたが、今日、ようやく明かされましたね。
    フィクションといいつつ、舞台になる場所をたいせつにしているドラマだなと、つくづく感じています。残り半分になりましたが、楽しませていただきましょうね♪

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