小池百合子都知事の任期はいつまで?

何かと話題にことかかない東京都政。2020年に東京オリンピックが控えている上に、豊洲移転、そしてこの夏の都議選など、ニュースにならない日はありません。

話題の中心はもちろん小池百合子都知事。“都民ファースト”というわかりやすいキャッチフレーズを掲げ、浮動票を緑色に染め上げています。

そんな劇場型の小池都政は、いったいいつまで続くのでしょう?
ポピュリズムという批判もありますが、見ている分には面白いことも確か。

個人的には賛否相半ばする気持ちというのが正直なところですが、とりあえず任期を確認してみました。


 

小池都知事の任期はいつまで?

東京都に確認したところ、親切に教えてくださいました。

小池百合子都知事の現在の任期は2020年(平成32年)の7月30日まで、だそうです。

再選はあるの?

とはいえこれは、あくまで現在の任期。人気が衰えなければ、再選もあり得ます。

東京都知事の任期は四年間
以後も小池都知事が都政に意欲を示し、再選されれば、小池時代はまだ先に延びる可能性があります。

これも確認したのですが、再選される回数に特に制限はないとのこと。
現在、小池都知事以上に話題のアメリカの大統領の場合は一期四年、最長二期までという制限がありますが、東京都知事にはこうした制限はなく、何度でも、いつまででも、支持さえ得られれば続けられるということのようです。

 

小池氏自身は任期を三年半で区切る、と言っていた。

さて、ここまでは決まりごとの話なのですが、小池氏自身は以前、任期を三年半で区切る、とおっしゃっていました。都知事選の時です。

都知事選を戦った際、東京都議会の冒頭解散という衝撃的な公約をぶち上げていたのを、みなさん憶えていらっしゃるでしょうか?
この大花火の影に隠れてやや目立ちませんでしたが、当時の小池氏は、当選した場合自ら任期を三年半に区切る、という主旨の話をなさっていたのです。

小池氏は6月29日の記者会見で、このまま行けば4年後の都知事選が、東京オリンピックの開催時期と重なってしまう問題をふまえて、「任期を3年半とすることによって、混乱を避ける方法もある」と、口にした。
出典:【都知事選】「議会解散」と「任期3年半」小池百合子氏の公約に二つの矛盾 (BuzzFeed Japan) – Yahoo!ニュース

さきほど確認しましたが、小池都知事の任期が切れるのは、2020年の東京オリンピックの時期に重なってしまうんですね。そのタイミングであらたに都知事選をやるとなると、やはりいろいろ問題がありそうです。
というわけで、前倒しで区切るという発想が生まれたのでしょう。

辞任という形をとるのかな、と私は思うのですが、他に方法があるのでしょうか?

「自治体の長の任期が、決められていることはいうまでもございませんが、これは意思として3年半と区切り、それを公にして、実行していく。それによって、混乱を避けるという知恵でございます」
出典:【都知事選】「議会解散」と「任期3年半」小池百合子氏の公約に二つの矛盾 (BuzzFeed Japan) – Yahoo!ニュース


 

それでもやっぱり四年になる?

2020年の東京オリンピックをお膳立てし、開催直前に自ら都知事を辞する。
準備が完璧ならば、次の知事に花をもたせる形になってちょっとカッコいい感じもしますが、仮に準備不足など不備が見つかれば、投げ出したようにも受け取られかねない。微妙なところですね。

そう考えると、一旦は公約どおり五輪の半年前に辞任をして、再び都知事選に出馬して任期を延長するという形が思い浮かびます。

ところが、先ほど引用したニュース記事には続きがあり、このようなアクロバティックなことはできない、と書いてありました。

任期途中で自ら辞任した知事が、続く出直し選挙で再選された場合、その任期は選挙がなかったのと同じままになるという特例ルール(公職選挙法259条の2)がある。

今回のケースにあてはめると、仮に小池氏が3年半で自ら辞め、都知事選に出て、再選された場合、結局のところオリンピックと任期切れが重なってしまう。

つまり、出直し選挙は、任期をリセットするためには、使えない。
出典:【都知事選】「議会解散」と「任期3年半」小池百合子氏の公約に二つの矛盾 (BuzzFeed Japan) – Yahoo!ニュース

あらあら、こうなると小池都知事は、公約通り2020年の始めに東京都を去るしかなくなってしまいますね。それか公約を翻して、東京オリンピックの時期まで勤め上げ、再び都知事選を戦うか、です。

都民の支持が十分にあれば、後者の選択のほうが現実的だと感じられます。
やはりお膳立てした人に最後まで責任を持って欲しいということもあるし、都民ファーストが真に貫かれていれば、続けてくれという声も自然に上がってくるでしょう。
そのためにも今後の都政運営が問われると言えそうです。

ちなみに小池都知事、以前はキャスターをしていたとは有名な話ですね。

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