英語の曜日、その言い方、書き方、省略形〜由来や星との関係も

英語の日曜日から土曜日までの言い方書き方をまとめました。
また、正しい省略形の作り方も合わせて表にしました。

英語の曜日の由来や、曜日に関する表現の基本などについても、関連情報としてふれています。

 

英語の曜日の書き方、読み方、省略形

それぞれの曜日の日本語と英語、英語の読み方と省略形を表にすると、次のようになります。

曜日 英語 発音 省略表記
日曜日 Sunday サンデイ Sun.
月曜日 Monday マンデイ Mon.
火曜日 Tuesday チューズデイ Tue.
水曜日 Wednesday ウェンズデイ Wed.
木曜日 Thursday サーズデイ Thu.
金曜日 Friday フライデイ Fri.
土曜日 Saturday サタデイ Sat.

 

省略形の作り方

曜日を省略形で表す時は、最初の三文字をとってピリオドをつけます。
Sunday → Sun.
Monday → Mon.
と、こんな感じですね。
ピリオドは、略して記していることを示しています。

火曜日と木曜日に、このパターンの例外があります。
火曜日は Tue. のほかに Tues. が、
木曜日は Thu. のほかに Thur. や Thurs. が使われることがあります。

英語の曜日の豆知識

ちょっと脱線です。気楽に聞いてください。

weekendとweekday

日本でも、よく「ウィークエンド」という言い方がされますね。

週末のことを意味していますが、具体的には土曜日と日曜日を指します。
「ウィークエンド」に対する「ウィークデイ」は、月曜から金曜日までを指しています。

ついでにweekendとweekdayも憶えてしまうのも手かも。

「曜日」そのものは何と言う?

ところで、日曜から土曜日までのそれぞれの言い方ではなく、“曜日”という言葉そのものを英語で表すとどうなるのでしょう?

答えは、
days of week
や、
seven days of week
になります。

曜日をズバリ一言で表す単語は、英語には無いんですね。

曜日の言い方の由来

これも脱線かも知れませんが、憶える時に役に立つかも知れません。それぞれの曜日の由来を書いてみます。

Sunday(日曜日)の Sun は「太陽」のことですね。

Monday(月曜日)は Moon、「月」からきています。

この他の曜日については、北欧神話・ローマ神話に由来すると考えられています。

Tuesday(火曜日)は北欧神話の軍神・チュール(Tyr)。ローマ神話ではマルスにあたります。

Wednesday(水曜日)は、北欧神話の主神であるオーディン(Odin)。ローマ神話ではメルクリウスにあたります。メルクリウスは伝令の神です。

Thursday(木曜日)は北欧神話の雷神で、トール(Thor)。農耕の神でもあります。チュールと同じオーディンの息子。ローマ神話ではユピテルにあたります。

Friday(金曜日)は愛と美と豊穣の女神フレイア(Freiha)。ローマ神話ではウェヌス。ヴィーナスですね。

Saturday(土曜日)ローマ神話のサトゥルヌス(Saturnus)から来ています。

ところで日本語の曜日は、星の名前にも結びついていますね。
太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星という具合。

英語でこれらの星々を何と言うでしょう?

太陽 = Sun
月 = Moon
火星 = Mars
水星 = Mercury
木星 = Jupiter
金星 = Venus
土星 = Saturn

さきほどの由来を考え合わせると、英語の曜日もそのまま星の名前になっていることがわかります。
SunやMoonあたりはいいとして、
火星を意味するMarsはローマ神話のマルス、北欧神話のチュール。
水星を意味するMercuryはメルクリウス。北欧のオーディン。
木星を意味するJupiterはユピテルで、北欧のトールです。
金星を意味するVenusはヴィーナス、すなわちフレイア。
土星を意味するSaturnはサターンで、サトゥルヌス。

ちなみに、大昔の天動説の時代には、地球が中心にあって、これらの星々が周りを回っていると考えられていました。現在の地動説の考え方では、太陽と月はそれぞれ恒星、衛星として、ほかの五つの惑星たちとは別な扱いですが、そういう区別が無かった時代は、全部が地球の周りをまわっている星々だったと言えます。

また、現在の太陽系では土星の外側に天王星、海王星が知られていますが、土星までしか認識されていなかった時代もかなり長かったわけです。ちなみに天王星の発見は18世紀、海王星は19世紀に発見されました。

星の名前から神話の神々を通して曜日へとたどってみましょう。

星の名 神の名 曜日
火星 Mars マルス=チュール Tuesday
水星 Mercury メルクリウス=オーディン Wednesday
木星 Jupiter ユピテル=トール Thursday
金星 Venus ヴィーナス=フレイア Friday
土星 Saturn サターン=サトゥルヌス Saturday

水曜と木曜攻略法

初めて倣ったとき、「ちょっと憶えにくいな・・・」と個人的に感じたのは水曜と木曜でした。

アメコミ映画好きの人には、木星の由来であるThorが、マーベルコミックのマイティ・ソーである事に気付いているかも知れません。主人公のソーは、木曜日の由来の神でしたね。

またこのソーは、映画の中でもオーディンの息子です。
オーディンは水曜日、でしたね。

水曜と木曜を憶えてしまうと、後がかなり楽になる気がします。

前置詞と一緒に、使い方を憶えよう

曜日の名詞に前置詞をつけると、いろいろな表現が可能になります。

「〜曜日に、何かをする(した)」などは、よく会話の中でも登場するフレーズですよね。
この「〜曜日に」と言いたい場合は、「on」を使います。

on Sundayで「日曜日に」、on Mondayで「月曜日に」という具合。

ちなみに、on Sundaysという風に、曜日を複数形にすると、毎週日曜日に、という表現になります。
every Sundayと同じ意味です。

「〜曜日までに」と言いたい場合は、「by」や「until」を使います。

by Tuesdayなら、「火曜日まで」。
この場合の「まで」は、期限を表します。

until Tuesdayも、「火曜日まで」ですが、この場合は期間を表します。

曜日のスラング

twitterやインスタグラムでよく使われるタグのうち、曜日に関連するものを挙げてみます。

日曜日(#SS)

#SS(Selfie Sunday)
意味は、自撮り写真を上げよう!
Saturdayで使われる時もあります。

月曜日(#MCM)

MCM(Man Crush Monday)
意味は、好きな男性の写真を上げよう!
恋人がいる人は彼氏の写真を貼りましょう。

火曜日(#TT)

TT(Transformation Tuesday)
自分の変化・成長を上げよう!
ダイエットの結果なども。

水曜日(#WCW)

WCW(Woman Crush Wednesday)
好きな女性の写真を上げよう!
彼女のほか、憧れの女性なども可。

木曜日(#TBT)

TBT(ThrowBack Thursday)
振り返りの木曜日。
昔の写真をアップしよう!
自分の思い出をシェアすることで、関係が深まるかも知れませんね。

金曜日(#FF、#TGIF)

FF(Follow Friday)
自分のお気に入りのフォロワーさんを紹介しよう!

FF(FlashbackFriday)
木曜日と同じで、昔の写真を投稿する。

TGIF(Thank God It’s Friday)
金曜日を神に感謝、という意味ですが、「明日は土曜日なのではっちゃけよう」みたいな意味で使われます。
月曜日からずっとがんばってきた。今日はようやく金曜日、明日は土曜日だ♪という感じ。わかりますよね。日本語でも「花金」という言い方があります。

 

おわりに

以上、英語の曜日について見てきました。

曜日はさまざまな場面で使われるので、反射的に意味をつかめるようにしておきたいところです。
見て来たように、曜日の由来になった神々や、星の名前を見て行くと、そのまま日・月・火・水・木・金・土と対応しています。
憶えると言っても、わかりやすい日・月を除けば五つ。憶えやすいものからしっかり憶えて行けば、自然に身に付くと思います。日記をつけている人は、曜日だけ英語にして書き続けるといいかも知れませんよ。

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