人気の朝ドラ『ひよっこ』に和久井映見さんが出るというので、ちょっと黙っていられなくなりました。
ブログ主のクエリです、こんにちは。
和久井映見さんと言えば、昔からとてもイメージのよい女優さん。
落ち着いて品のある美しさに加え、ちょっと影がある感じにどうしても惹かれてしまう。今で言う癒し系美女の代表みたいな方ですね。
その和久井さんが『ひよっこ』で演じるのは永井愛子(ながい あいこ)という役。
これがまたハマリ役すぎな予想。
今回は、和久井映見さんがなぜ永井愛子役にぴったりなのか、その理由を書いてみようと思います。
和久井映見さんの美しさに秘められた影の謎の一端がわかるかも?
永井愛子:乙女寮のみね子を見守る舎監のプロフィール
さて、和久井さんが演じる永井愛子がどういう人物か、そのドラマ内での設定を確認してみましょう。
永井愛子は、みね子が東京で働く向島電機の女子寮の舎監。
舎監(しゃかん)すなわち管理人、ですね。
言い換えれば社員寮の寮母さんみたいな存在で、みね子たちのように集団就職で上京した若者のお世話役。
同時に、右も左もわからない金の卵たちにいろいろなことを教えてくれる、たよりになる先輩です。
先輩というのは比喩ではなく、若い頃は実際に向島電機の工場で、みね子たちと同じように働いていた経験があります。
脚本の妙と言いますか、上手いのはこの永井愛子さん、不器用でおっちょこちょい(笑)。
みね子たちにとっては、親しみももてるお姉さん的な性格ももっているわけです。
仮にこのキャラクターが、厳格でキレ者だったとしたら、みね子たちは東京で心をすり減らすばかりになってしまったかも知れませんよね。おそらくは慣れない東京の工場で働くみね子たちにとってこの永井愛子は、オアシスみたいな存在になるのではないかと予想しています。
私のイメージかも知れませんが、優しくて、ちょっと抜けていて、それでいて固い芯がある。まさに和久井映見さんにぴったりだと思うのですが、いかがでしょうか?
一方でこの永井愛子は、戦争で恋人を失っている。
そして、今も独身を貫いている。
そういう人物なんですよね。
このあたり、和久井さんからにじみ出る生来の陰影とでもいいますか、ちょっと幸薄い感じが、よくマッチするように思えるんですよね。
話は逸れますが、永井愛子が戦争で逝ってしまった恋人を思い続けているという設定。高度成長や東京五輪によって塗り籠められてしまう昭和の暗部と言いますか、忘れてはならない影の部分を救おうとしているような気がして、私には好印象です。
和久井映見の影と芯の源泉
話を和久井さんに戻しましょう。
永井愛子によくマッチする和久井さんの「影」の部分なんですが、今回情報を集めてみて驚きました。
ソースは未確認なんですが(最初にお断りしておきます)、和久井映見さん、なかなかたいへんな少女時代をお過ごしになったようです。
和久井さんは小さい頃、両親が離婚してしまい、お母さんと暮らすことになったそうです。
和久井さんには妹さんが一人いたそうですが、お母さんが働きに出なければならなかったため、おばあさんに預けられていた。
この時、お母さんは寮母をしていたそうです。
寮母!まさに永井愛子の仕事、ですね。
いや、今はそこはスルーしましょう。
和久井さんがどのくらいお母さんの仕事を見たことがあるかは不明ですし・・・
後にお母さんは別の男性とおつきあいを始めます。
ん? このあたりは永井愛子と違いそう・・・また脱線しました、すみません。
幼い頃に両親が離婚、というだけでも苦労なさったと思いますが、和久井さんの苦労はここからだった。
というのも、お母さんがこの男性と再婚を考えた。おそらく子どもたちのことも思った上でのことではないかと推測できますが、これがよくない結果に。
というのも、この男性がどうも暴力的だったらしく、精神的に追いつめられた和久井さんは身体的な症状が出るまでになってしまった。
チック症、って聞いたことありますかね?
ストレスなどで、身体の一部が突然、本人の意思と関係なく動く。まばたきや首振り、顔をしかめるとか肩を上げるなどの症状がでます。診断がなされたわけではないと思いますが、ビートたけしさんの癖や、石原慎太郎さんがよくまばたきをしているのが思い浮かびます。動きとしては近いものがあるのではないかと思います。
和久井さんのチック症状がどのようなものだったのか、具体的にはわかりませんが、相当追いつめられた状態だったことは想像できますね。
母親の再婚がらみで、自らの身に起きた不幸・・・独身を貫こうとする永井愛子を演じる和久井さんに、この子ども時代の経験が何か影響するものかどうか、外からは窺い知ることはできませんけれども、何やら奇妙な因縁を感じさせる話ではあります。
ただ、チック症状が出るに至った経緯については、お母さんの再婚相手からの暴力という説の他に、預けられた祖母の家にいた叔父さんからの暴力、と書いてあるところもありました。
和久井映見が永井愛子にハマる、少し苦い理由
和久井映見さんが帯びている影・一抹の寂しさのような雰囲気は、女優さんとしての魅力にもなっているわけですが、仮にこういう苦労の末のものだとすると、複雑な気もします。
そして、今回の永井愛子という役に巡り合ったのも、偶然ではないような・・・和久井映見さんがハマるという以上に、和久井さんしかできないような役なのかも知れない、とも感じました。
和久井映見、本名、年齢、身長などプロフィール
お決まりの、和久井さんのプロフィールなど。
項目 | 内容 |
---|---|
本名 | 和久井映見 |
読みかた | わくい えみ |
本名 | 和久井良子 |
生年月日 | 1970年12月8日 |
年齢 | 47歳 |
出身地 | 神奈川県横浜市 |
血液型 | A型 |
高校 | 埼玉県立川口青陵高等学校 |
所属局・事務所 | アルファーエージェンシー |
デビュー | 『花のあすか組!』(1988年4月) |
ジャンル | 女優、元歌手 |
身長 | 158cm |
おわりに
気品があって可憐で、強さを秘めた和久井映見さん。昔と変わらぬその美しさを見ていると、そのうち八千草薫さんのようになるんじゃないかと思ったりもします。
今回の『ひよっこ』では、自分たちを育ててくれたお母さんも経験したという、寮母さんの役柄。
子ども時代で経験した影が、昭和の影にもオーバーラップして、ドラマに奥行きを与えてくれることは間違いないでしょう。
複雑な気もしますが、それだけに真剣に和久井さんの演技に注目しようと思います。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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