モハマド・サイフラ・オザキ:ダッカテロの鍵を握る謎の男のプロフ・画像、日本人家族や立命館大学との関係は?

2016年7月にダッカで起きたテロ、日本人7人を含む20人もの人々が亡くなった衝撃の事件です。

私たちにさらなるショックをもたらしたのは、現地警察に指名手配された「サイフラ・オザキ」という容疑者
なんと日本で学び国内の有名大学で教鞭もとっていた。いうなれば、日本社会に溶け込んでいたテロリストということになります。

今回はこのサイフラ・オザキという人物の経歴プロフィール画像関係が深かった大学など、関連情報を集めました。

このオザキ容疑者には、近くテレビ番組でスポットが当てられるとのこと。その番組名放送時間についても確認しました。

 

[追記]モハマド・サイフラ・オザキの続報

モハマド・サイフラ・オザキ容疑者について、続報が入ってきました。

イラクでアメリカ軍に拘束され、重要人物として尋問されているようだ、と報じられています。

イラク関係筋によると、日本国籍を持つ立命館大学元准教授のモハマド・サイフラ・オザキ容疑者は現在、イラク北部スレイマニヤにある、アメリカ軍の収容施設で身柄を拘束されているという。

オザキ容疑者は2019年3月、過激派組織「イスラム国」の最後の拠点となったシリア東部のバグズで拘束され、その後、イラクに移送されていた。*出典:日本人殺害テロ事件関与か 立命館大元准教授 米軍が拘束(フジテレビ系(FNN)) – Yahoo!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20190607-00418875-fnn-int

一歩でも事件の解明が進むことを願いたいです。

ダッカ・テロ事件

2016年7月1日夜21時21分頃(現地時間)、バングラデシュの首都ダッカにあるホーリー・アーティザン・ベーカリー (the Holey Artisan Bakery)が、武装した7名に襲撃されました。

現場は外交関連施設が集まるダッカの中心街。
犯人らは十数人の人質をとって立てこもり、警察との銃撃戦も発生。その結果、日本人を含む外国人17人、警察官2人、犯人なかの6人が死亡しました。犯人は全員がバングラデシュ人で、ISバングラデシュ支部を名乗り、「アッラーフ・アクバル(アッラーは偉大なり)」と叫んでいたと伝えられています。

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ダッカ・テロ事件の謎

このテロ事件がなぜ起きたのか、とりわけ事故直後は、なぜ日本人にも憎悪が向けられたのか、その理由が大きな関心となりました。
その中で日本と関わりが深いサイフラ・オザキという人物に注目が集まったのです。

 

サイフラ・オザキ容疑者とは?

オザキ容疑者の画像が公開されています。

バングラディシュ政府に指名手配されたサイフラ・オザキ容疑者は、日本で14年間暮らしていました。

もとはチャンドラ・サジト・デブナットという名前で、育ったのはバングラディシュ中部のヒンズー教徒の家庭。
日本にいる間にモハンマド・サイフラ・オザキというイスラム名を得たようです。

奨学金を得て日本に留学。
2002年(平成14年)の10月に大分県別府市の立命館アジア太平洋大(APU)に入学。大学院の博士課程まで修了しています。
2015年4月から2016年1月までは立命館大学で准教授を務めていました。
経歴を見ると、立命館大学とかなり関わりが深いことがわかります。

  • 学士(立命館アジア太平洋大学)
  • 修士(立命館アジア太平洋大学大学院)
  • 高度産業人材(DBE)(九州大学イノベーション人材育成センター)
  • 博士(立命館アジア太平洋大学大学院)
  • 立命館大学 国際関係学部国際関係学科 准教授

立命館以外でも活動していました。

  • 2009年3月から2009年9月/岩田学園講師(非常勤)
  • 2009年12月から2010年3月/シャープ株式会社情報システム事業本部(共同研究)
  • 2010年12月から2011年2月/大分大学経済学部講師(非常勤)
  • 2011年3月から2011年3月/九州大学大学院経済学府講師(非常勤)

*参考DEBNATH (SAIFULLAH OZAKI) Sajit C. (Mohammad) – 研究者 – researchmap

その後オザキ容疑者は無断欠勤、連絡も取れなくなったため、3月16日付で立命館を解雇されています。

そこからの足取りは不明ですが、ISに参加するため日本人の妻子ととともに欧州に渡航した、と見られています。その後、トルコかシリアに渡ったという情報もありますが、詳しくはわかっていません。

サイフラ・オザキとダッカ・テロ

オザキ容疑者はいったいどのようなかたちでダッカ・テロに関わっていたのでしょうか?
レストランで日本人が標的になった時、日本で暮らしていたオザキ容疑者の影響はあったのでしょうか?
このあたりがどうしても気になるところです。

今のところオザキ容疑者は、

  • ISやバングラデシュの過激派に活動資金を調達したり、
  • バングラディシュと国外のIS関係者とをつないだり、
  • 過激派のメンバーを日本経由で移動させる

など、いわば連絡係的な役割を担っていたことが疑われているようです。

かつて日本の警察当局も、任意で事情を聴いたことがあったそうです。ただ、その時は過激派との関係は確認できなかった。
大学も、当時の勤務態度に問題はなかったとしています。当然ながらテロとの関係も把握していなかったのでしょう。

日本に滞在している14年間に、いったいどんなことがあり、どんな風にイスラム過激派に傾倒して行ったのか、そのプロセスが明らかになる時はくるのでしょうか。

オザキ容疑者の家族は?

同様に気になるのが、オザキ容疑者の家族。
報道を見ると日本人の妻子、と記載されています。
とすれば奥さんは日本人。オザキ容疑者との間には子もいるらしい・・・この奥さんと子どもが今どのような境遇におかれているのか、これも気になります。

サイフラ・オザキ容疑者がとりあげられる番組の名前と放送時間

サイフラ・オザキ容疑者に焦点が当てられる番組が近く放送されます。
このあたりの疑問が解明されるのでしょうか?

番組はNHKスペシャル『ダッカ・テロ事件1年 浮かび上がる謎の男“オザキ”』
放送日は2017年7月1日(土)放送時間は21時00分から21時49分です。

 

サイフラ・オザキ容疑者まとめ

日本人7人を含む犠牲者が出たダッカ・テロ事件。
容疑者の一人として手配されているサイフラ・オザキは、

  • 日本で暮らし、大学で教鞭もとっていた。
  • 日本人妻子とともに国外へ出て行方がわかっていない。
  • ISなどのテロ組織の連絡係として活動していたとみられている。

気になる点は

  • 日本にいる間にどのように過激派思想に系統していったのか
  • 現在はどこにいて、何をしているのか
  • 妻子は無事なのか、どのような暮らしをしているのか

というような点。

NHKの番組がこれらの疑問にどの程度迫ってくれるのか、注目したいです。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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