アフラトキシンはカビ毒!その症状や食品衛生法上の基準値、含まれやすい食品は?

落花生から発がん性物質が検出されたと報じられ、話題になっています(2017年7月21日現在)。

問題の物質の名は「アフラトキシン」。
落花生から基準値以上の量が検出され、現在、回収がよびかけられています。
とりあえず、稲葉ピーナツの「さやつき落花生」をお持ちの方は注意してください。

今回は、この問題の物質「アフラトキシン」について、情報を集めてみました。
とりあえず気になるのは

  • どんな毒で、
  • 症状としてはどのようなことになるのか、
  • 日本の基準値はどの程度で、
  • 含まれやすい食品にはどんなものがあるのか?

といったあたり。

きちんと認識してパニくらないようにしたいと思います。

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アフラトキシンはカビ毒

アフラトキシン(aflatoxin)はカビ毒。
カビによって生成される物質です。
細かく見ると10数種類あり、なかでもB1、B2、G1、G2、M1と呼ばれるものが重要と言われています。
毒性が最も強いのはB1。

生成するカビはアスペルギルス・フラブスやアスペルギルス・パラシチクスというものだそうですが、これは名前を知ったところで、素人にはよくわかりませんね・汗。
ともかく、熱帯から亜熱帯の温かい地域に存在しているカビだそうです。おまけ情報的なものですが、紫外線をあてると強く蛍光するそうです。毒々しい・・・。

アフラトキシンの特徴

アフラトキシンは熱に強い。
ひとたび作られてしまうと、加工・調理の過程では分解されることがほとんどない、と言われています。
加熱すれば大丈夫、と思いがちですが、そうはいかないわけですね・・・。

 

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アフラトキシンの症状は? 肝がんや肝炎で亡くなった人も

毒というからには、どんな症状が出るのか気になりますね。
アフラトキシンは肝細胞癌の原因物質として知られています。

1974年、インドではこのアフラトキシンが原因の肝炎で、106人もの人が亡くなったことがある。

アフラトキシンの食品衛生上の基準値はどのくらい?

今回の稲葉ピーナツの件では基準値以上のアフラトキシンが見つかったわけですが、この基準値はどのくらいと定められているのでしょう?

日本の基準は食品衛生法第6条第1項第2号に定められていて、その値は10μg/kg。
μgはマイクログラム。100万分の1という意味なので、1マイクログラムは100万分の1グラムである。
つまり、その食品1kgのなかに、100万分の10グラム=10万分の1グラム入っていたら、基準値オーバーになります。

今回どのくらいの量が見つかったのかは調べきれていませんが、

岐阜市は、該当の落花生を1日5g一生涯食べ続けても、ガンになる可能性は極めて低いとしていますが、商品を見つけた場合は食べずに、稲葉ピーナツお客様相談室の058‐272‐2238に電話するよう呼びかけています。
出典:落花生から基準値超の発がん性物質で回収命令 岐阜市「稲葉ピーナツ」製 (東海テレビ) – Yahoo!ニュース

ということだそうです。

国際的な基準

国際的な基準では加工原料用の落花生で、0.015 ppm(ppmは百万分率で、百万分のいくつに当たるかを表します。)
アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピスタチオでは、加工原料用のもので同じく0.015 ppm、直接消費用で0.01 ppmという値が決められています。

日本の基準の問題点

いまのところ日本で規制されているのは、もっとも発癌性が強いB1のみ。
ですが最近、落花生ではB1よりG1で汚染されている場合が増えているそうです。G1も、冒頭で挙げた注意すべき種類に含まれていましたね。手当を急ぐ必要があるのかも知れません。

アフラトキシンが含まれやすい食品は?

今回、回収が呼びかけられているのはピーナツですが、ほかにも危険な食品はあるのでしょうか?

アフラトキシンに汚染されやすい食品には、
トウモロコシ
落花生
豆類
香辛料
木の実類
などがあります。

また、穀類にも頻度は低いですが汚染されている場合がある。
大豆、小麦、米などですね。

ほかに、例えば次のような経路で、ミルクやチーズなどが汚染されるケースもあります。
畑などの土壌にいるカビが、まず食品や飼料となる農作物を汚染します。
その食品が保存されている間にカビが発育、B1、B2、G1、G2が作られます。
その飼料を乳牛などの家畜が食べ、体内でB1がM1になって、乳の中に入る。
そのミルクを加工した粉ミルクやチーズも汚染されることになります。

加熱しても分解されないという特徴が、汚染を広めてしまうのですね。

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おわりに

以上、はなはだざっくりですが、アフラトキシンというカビ毒についてまとめてみました。
アフラトキシンは、

  • カビ毒である。
  • おもに肝臓がんの原因物質として警戒されている。
  • 加熱しても分解されない。
  • 落花生や豆類、ミルクなどに含まれている場合がある。

あたりがポイントかと思います。

ただし、あまり神経質になってもいけません。文中で引用させていただいた岐阜市の呼びかけにあるとおり、リスクの程度を判断して、いたずらに恐れないことも大切かと思います。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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