肩こり、腰痛、手足のしびれなどで困っている人は多いですよね。
これらのさまざまな症状の原因が、意外にも首というケースがあるのだとか。
頸椎のトラブルが原因で首の神経が圧迫されるなどすると、いろいろな症状の現れ方をする・・・言われてみればなるほどです。
ところが、首の手術というのはたいへん難しい。下手に手術をすると全身麻痺の寝たきりになる恐れもあって、医師にとってもアンタッチャブルな部位になっている。予後によっては損害賠償などもあり得ますから、お医者さんにとってもリスキーなんですね。
ところがこの首の手術に果敢に取り組み、しかも高い成功率をあげている名医がいらっしゃる。
その名は木原俊壱(きはら しゅんいち)医師。
オリジナルの「K-method(Kメソッド)」という手術方法で多くの患者さんを救っています。しかも従来の手術に比べて患者の負担も劇的に軽いというから素晴らしい。
というわけで今回は
- K-methodとはどんな手術なのか
- その手術を受けられる病院の場所などの情報
それと、木原俊壱医師の
- プロフィール
- 経歴
- ご家族
などの情報を集めました。
最後に木原俊壱医師がとりあげられる予定のテレビ番組の放送時間にもふれます。
木原俊壱医師のK-methodに興味がある方のご参考になれば、と思います。
K-methodとは(動画あり)
まず K-method からみていきましょう。
どんな手術で、どんなメリットがあるのか?
首の手術はリスキー
首の手術をする場合、首の後ろをおよそ20cmくらい切開する必要があります。
これは手術をする医師が患部を見る必要があるためで、仕方がないと思われます。
当然ですが筋肉を大きく切るため、手術が成功したとしても回復にはかなりの時間がかかります。集中治療室で、10日近く点滴を受けなければならない場合も珍しくない。
また、もし手術で首の神経を傷つけてしまうと、重大な後遺症が発生します。
K-methodのメリット:切開部位を最小に、予後の時間も短縮
この従来の方法に対して、木原俊壱医師があみだした K-method では、切開するのは2.5cmから3.0センチほど。
首の下の方を切るだけなので、頭髪を剃る必要もありません。これは女性にとっては大きなメリットですよね。
木原医師はこの小さな穴から、オリジナルの手術器具を出し入れ、脊髄を保護する骨を人工骨に交換。この人工骨も木原医師が開発したもので、患者の骨と一体化するためのミクロの穴が開けてある。経年劣化の心配もなく、耐用年数は実に100年。
手術時間は90分から120分ほど。出血も約50mlと最小限。手術後はそのまま病室に戻ることができ、寝返りもOK。面会も自由で、翌日からは歩けるケースもあるそうです。
まさに K-method は首の手術の革命という趣。低侵襲頸椎椎弓形成術とも呼ばれますが、低侵襲とは「身体に負担の少ない」という意味。
15年間で5000例以上の手術実績があるそうです。
K-method の動画解説
K-method についてはこちらの動画も参考になりそうです。
K-method 手術を受けられる病院の場所はどこ?
木原俊壱医師が院長をつとめる病院の名前は「京都脊椎脊髄外科・眼科病院」。
2013年4月5日に開設した、一般病棟47床の病院です。
所在地は京都市南区西九条南小路町7番地。
診療時間:月・金 9:00-12:00/15:00-17:00、土 9:00-12:00
休診日:土曜の午後・日曜・祝日
TEL:075-661-6022
FAX:075-661-6023
京都脊椎脊髄外科・眼科病院の地図
京都脊椎脊髄外科・眼科病院の外観
K-methodにかかる費用はいくらくらい?
はっきりした費用の情報はありませんでした。
保険適用外だと思われますが、だとすると全額自己負担なので、高額になることが予想されます。
入院期間が短いのは、受診する側からするとありがたいですね。
実際に手術を受けたい場合は、問い合わせてみるのが一番よいかと思います。
木原先生は本も出版なさっているので、まず手にとってみるのもよいかも知れません。(以下はamazonへのリンクです。)
木原俊壱医師について
ここからは K-method を開発した木原俊壱医師についての情報です。
木原俊壱医師のモットー
木原俊壱医師が念頭においているモットーというのがこちら。
自分や家族が 同じ病気になったとき、 どのような治療を望むか。」
出典:プロフィール :: K-method
これが、「医師としての原点」でもあるそうです。
非情に説得力のある言葉ですね。
患者の負担や後遺症リスクが少ないという点で、まさにK-methodの源になった言葉だと感じます。
木原俊壱医師のクリエイティビティー〜VCSクリップ、K-スペーサー、K-ニードル
木原俊壱医師のモットーを体現するK-methodですが、実現までの道のりは簡単ではなかったようです。逆に言えば、簡単ならとっくにやってる人がいたでしょうからね。
困難を乗り越えられたエンジンは、木原俊壱医師のオリジナリティー。木原俊壱医師は、さまざまな手術器具を独自に開発しています。
K-methodに関しては、VCSクリップの開発が大きかった。チタン製クリップで、脊椎・脊髄手術の硬膜縫合を、より早く確実に硬行うために開発されました。
さきほどの骨と融合する代替骨は「K-スペーサー」。同じくK-methodで活躍するK-ニードルは専用の針で、これにより治療が容易になったとか。
ほかにも、腰部を固定する帯であるライーブフィット、フィットアスリートは国際パテントを取得しています。
木原俊壱医師のプロフィール
- 生年月日:1960年4月5日
- 出身地:福岡県北九州市
- 趣味:旅・アート・食
木原俊壱医師は北九州生まれ。これを書いている現在で57歳です。
専門は
脊椎・脊髄疾患の外科治療
新しい手術手技、手術器械の開発
姿勢や生活習慣に根差した脊椎疾患の予防・矯正
木原俊壱の経歴
佐賀医科大学(現佐賀大学医学部)で学び、医師の国家試験に合格し、同大学の脳神経外科で研修。
以後、いくつかの病院を勤務した後、佐賀医科大学に戻ります。
1994年にはアメリカ合衆国のカリフォルニア州にあるロマリンダ大学に留学
1999年から大津市民病院に勤務。大津市民病院を経て、2013年からさきほどの京都脊椎脊髄外科・眼科病院 理事長兼院長に就任しました。
年 | 項目 |
---|---|
1988年 | 佐賀医科大学(現:佐賀大学医学部)卒業 |
1989年 | 佐賀医科大学(現:佐賀大学医学部) 研修医 |
1990年 | 西有田共立病院 脳神経外科 医師 |
1991年 | 聖マリア病院 脳神経外科 医師 |
1992年 | 佐賀医科大学(現:佐賀大学医学部) 医員 |
1994年 | 米国カリフォルニア州 ロマリンダ大学 留学(~1996.7) |
1999年 | 大津市民病院 脳神経外科 医長 |
2005年 | 大津市民病院 診療局手術部診療部長(兼 脳神経外科医長) |
2013年 | 医療法人社団 親和会 京都脊椎脊髄外科・眼科病院 理事長兼院長に就任 |
木原俊壱医師の資格、学会
医学博士として以下の資格をお持ちです。
医学博士(アポトーシスに関する研究)【1996年10月取得】
脳神経外科 専門医【1998年 8月取得】
日本脊髄外科学会 認定医【2005年 6月取得】
日本体育協会 公認スポーツドクター【2006年 9月取得】
日本補完代替医療学会 補完代替医療学識医
所属学会は、
日本脳神経外科学会
日本脊髄外科学会
日本脊椎・脊髄神経手術手技(JPSTSS)学会
木原俊壱医師、K-methodの評判
いいことずくめの K-method ですが、評判はどうなのでしょう?
問題はないのでしょうか?
感謝の声
手術後の1カ月検診に来ました。入院中の方と再会できて、またまた不安から解放されました。 この病気で悩んでられる方へ。本当に安心して手術・退院生活が送れますよ。
出典:What’s new? – 医療法人社団 親和会・京都脊椎脊髄外科・眼科病院
私は木原先生から第2の人生をいただきました。 人生、今からが「はじまり」と思っています。 これからは身体を大切にして、楽しく生きて行こうと思います。 木原先生、ありがとうございました。
出典:What’s new? – 医療法人社団 親和会・京都脊椎脊髄外科・眼科病院
一方では
こちらのブログさんでは、周囲に理解されず悩んでいた方が木原先生に出会い、救われた話が掲載されています。
すでに10年前の記事になりますが、そこでも500人待ちだという記載が・・・。
この木原先生、ものすごいスーパードクターで 手術していただくのに現在500人待ちだそうです。 日本中から患者さんが 「わらをもすがる思い」でやってきてるそうですよ。
出典:豊ママのセキララお気楽日記 :500人待ち
こちらも木原先生に期待を寄せる方からの投稿。しかし病室で三年待ちとか。
夫が京都脊椎脊髄外科・眼科病院の木原俊壱先生の手術を希望しております。初診を終え、手術の予約を入れましたら、一般病室は3年待ち、特別室で半年待ちでした。
出典:夫が京都脊椎脊髄外科・眼科病院の木原俊壱先生の手術を希望してお… – Yahoo!知恵袋
やはり、かなり順番待ちがあるようです。
いまのところデメリットとしてはこの時間がかかるという点と、さきほどの保険適用の件ということになりそうですね。
木原俊壱医師の家族〜娘は有名フィギュアスケーター
やや脱線ですが、木原俊壱医師のご家族に着いても情報がありましたので、書き添えておきます。
木原俊壱医師のお嬢さんは木原万莉子さんといって、シングルのフィギュアスケーター。
1997年9月4日生まれで、コーチは濱田美栄+田村岳斗。
現在の日本フィギュア界でも屈指の指導陣です。
木原選手自身は端正な演技で知られ、全日本フィギュアでも上位入賞の常連、国際大会での優勝経験もある有名な選手です。
表彰台の真ん中が木原選手ですね。
しかし、何といっても木原万莉子選手で印象深いのは、スケートだけではなく学力もたいへん高いという点。
京都でも有名な同志社中学校→同志社高校へと進み、2015年4月より同志社大学スポーツ健康科学部へ入学しています。
このあたりはお父さんゆずりの頭脳かとも思いますが、しのぎを削る日本フィギュア界で文武両道というのは素晴らしいですね。
さらに、不屈のスケーターとしても知られています。
というのは、木原選手、7歳からスケートを始め、小学生のうちに5種類の3回転ジャンプをマスター。早くから頭角を現していました。ところが「大腿骨頭すべり症」という病気で手術をし、一時は選手生活は絶望的と言われた時期がありました。
大腿骨頭すべり症(だいたいこっとうすべりしょう)は、股関節の近くの骨端線がずれたり変形するために起き、痛みのほか、関節の動きの異常や歩行障害などを引き起こします。場合によっては歩くことさえままならないことになる。
このため、木原選手は2年くらいもの間、ブランクを余儀なくされました。
この病気は、骨成長の最終段階に発症しやすく、徐々に時間をかけて慢性に経過する場合があることが知られています。比較的めずらしい病気であるため、診断および治療が難しいなどの特徴をもっています。
出典:大腿骨頭すべり症とはどんな病気か|症状や原因・治療 – gooヘルスケア
ここではこれ以上詳しくは触れませんが、興味のある方はこちらを。
→大腿骨頭すべり症
これは推測ですが、たいへん真面目な選手という印象が強いので、練習のしすぎによる負担もあったのかも知れませんね。
ちなみにお母さん=木原俊壱先生の奥さんの名前は由佳さんとおっしゃるそうです。
木原俊壱医師のネット上の情報源
→院長あいさつ – 医療法人社団 親和会・京都脊椎脊髄外科・眼科病院
木原俊壱医師が特集されるテレビ番組
木原俊壱医師がテレビで特集されるそうです。
番組名は『名医のTHE太鼓判!/スーパードクターズ』。TBS系列です。
放送日時は、2017年7月24日(月)19時00分~22時54分。
木原俊壱医師について知りたい方は見逃せない番組になりそう。
木原俊壱医師の出演は、20:45頃という情報がありますが、変更になるかも知れませんので、注意してください。
木原万莉子さんからも、お父さんを応援するtweetが入ってました。ご家族、仲がよさそうで微笑ましい。
まとめ
以上、首の手術のスーパードクター・木原俊壱医師の K-method と、木原俊壱医師についてでした。
従来の首の手術は後遺症リスクがあり、患者の負担も大きかった。
木原俊壱医師は独自の工夫、術具でこれを克服。
多くの実績を挙げています。
願わくばこの K-method が広く行き渡り、多くの患者さんの苦痛がより早く取り除かれるとよいですね。
今後の展開にも注目です。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
コメント
すみません、昨日メッセージを送らせて頂きました樋口 理絵 です。病名が抜けておりました。「頚椎椎間板ヘルニア」です!
樋口さま こんにちは。記事をご覧下さり、どうもありがとうございました。
お知らせいただいた件ですが、私自身は木原医師と直接関係があるわけではなく、単に情報を集めた第三者に過ぎません。この記事がお困りの方の目にふれ、少しでもお役に立てたら幸いですが、恐れ入りますがそれ以上の対応はできません。先のメッセージを拝見したところたいへんお困りの様子で、木原先生の診察をご希望と理解しましたが、もしそうでしたら、京都脊椎脊髄外科・眼下病院に直接尋ねてみてはいかがでしょうか。本文中の「木原医師のネット上の情報源」のなかの病院へのリンクをクリックすると病院のページにうつります。そこに問い合わせ番号なども掲載されていると思います。
先にいただいたメッセージは多分に個人情報が掲載されておりますので、私の判断で伏せさせていただきます。樋口さまにお返事を差し上げるため、上の投稿のみ公開させていただきました。ご理解のほど、お願いいたします。
また、私としても心配な状況ですので、お手数ではありますがこのお返事をご覧くださったら、ひと言で構いませんのでご返信いただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
こんにちは 10日後京都脊髄脊椎病院に入院手術を予定している者です
治療費は保険適用です 高額医療の申請をすれば保険などで補填されます ただ相部屋以外の個室~特別室の利用 差額別途代が結構な金額です。私もBLOG書き始めたのでリンクさせてください
http://sekison.strikingly.com
Nbさん、情報をどうもありがとうございます。
どうぞお大事になさってくださいね。
blogのご発展もお祈りしています!