米朝戦争の開戦はいつ? 可能性とシナリオは?

北朝鮮核ミサイル開発が止まりません。
これに伴い米朝関係が緊張。マスコミでも「いつ戦争が始まってもおかしくない」という論調が目立ってきました。

先日は北朝鮮のミサイルが日本上空を横切り、国内の広範囲でJアラートが鳴り響きました。私たちの意識のなかでも、にわかに危機感が高まっています。

アメリカと北朝鮮の戦争は、ほんとうに始まってしまうのでしょうか?
始まるとしたら、そのタイミングはいつなのか?
たいへん気になるところです。

というわけで今回は、米朝戦争について、考えをまとめてみます。

  • 米朝戦争の可能性
  • 米朝戦争のシナリオ
  • 米朝戦争があるとすればそれはいつなのか?

このあたりがポイントになります。

ただし私はこういった方面の専門家ではなく、一人の一般的な日本人に過ぎません。特殊な情報チャンネルを持っているわけでもなく、以下の記事はマスコミ報道や新聞等から得た情報から推測したものです。その分、わかりやすい話になっているとは思うのですが、この点をご理解いただいた上で、米朝開戦について気になる方にご覧いただけたらと思います。

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米朝開戦の可能性

そもそも、アメリカと北朝鮮の戦争は、ほんとうにあるのでしょうか?
結論から言えばその可能性は、必ずしも高くないと私は考えています。

もちろん、私個人の考えにすぎませんし、希望的観測も含まれているかも知れません。ともかくこう考える理由を以下に書いてみますので、皆さんも考えてみてください。

北朝鮮の先制攻撃はあるのか?

北朝鮮の目的

お騒がせの金正恩、日本国内では「何を考えているかわからない」「エキセントリックな人物」という見方もありますが、その目的はかなりはっきりしています。
アメリカに北朝鮮の存在を認めさせること。具体的には米朝で和平条約を結ぶこと。
これに尽きるでしょう。
でもアメリカ側には全くその気がないため、核保有をしてアメリカを脅してみせている。
本質的には最近の言葉で言う“カマチョ”とあまり変わらないとも言えるかも知れません。

ただそれは命がけ。
北朝鮮側から見ると、韓国に駐留しているアメリカ軍はかなり怖い。それに匹敵する軍備を持てない北朝鮮は核にたより、安全保障の根幹に据えました。さらにその技術を蓄積して射程距離や威力を倍増させ、今はアメリカとの交渉のカードに使っている。

金正恩はエキセントリック?

日本からすれば迷惑な話ですが、戦略としては合理的と言えるのかも知れません。この点では金正恩は何をするかわからない変人などではなく、目的に沿って行動していると考えるのが妥当だと思えます。
そして、アメリカと和平を結ぶという目的から考えると、北朝鮮がアメリカに核の先制攻撃をする可能性はかなり低いと思われます。

アメリカの先制攻撃は?

ではアメリカ側から戦端を開くことはあるのでしょうか?
大国アメリカが、東アジアの小さな国である北朝鮮に脅されて屈したとあっては沽券に関わる。これは単にプライドの話にとどまらず、世界秩序にも大きく影響してきます。北朝鮮に核保有を許し、さらにずるずると和平条約を「結ばされた」形になるのは本意ではないでしょう。

とはいえ、アメリカ側からミサイルを撃ち込むのは、やはりかなり高いハードルだと思われます。
長くなりそうなので、次の項で考えてみましょう。

米朝戦争のシナリオ

アメリカが北朝鮮を攻める場合、順当に考えるなら、北朝鮮の核関連施設を空爆することになるでしょう。
でもこれ、かなり難しい作戦です。

困難なミッション

核設備は各所に散らばっており、移動式のトレーラもあるし潜水艦も考慮しなければなりません。
仮にアメリカの攻撃を察知すれば、北朝鮮は必死で一撃を見舞おうとするでしょう。アメリカ、ないしは同盟国に核ミサイルが一発でも届けば、それはそれで未曾有の悲劇となります。核戦争に勝利者はいない。
加えて韓国の首都・ソウルは北朝鮮にかなり近い。こちらにも北朝鮮軍が南進するか砲撃するかで、かなりの被害が出るでしょう。

これらをバイパスするには、ICBMで一気に北朝鮮を壊滅させる、というオプションもあるのかも知れません。でもさすがにこれはできないのではないでしょうか。

北朝鮮を攻める作戦の困難さと、報復攻撃のリスクの高さから言って、アメリカの先制攻撃は現実的にかなり難しいと思われます。

中国とロシア

加えて、北朝鮮にはバックに中国とロシアが控えています。
結局のところ、北朝鮮は中国とロシアにとって必要な国で、中ロにとっても在韓米軍はやっかいな存在。これと直接対峙しないためにも、北朝鮮には緩衝地帯として存在し続けて欲しい。
というわけで、北朝鮮が本当に危ういとなれば、両国がどのように振る舞うのか不透明です。

戦後処理

さらに言えば、例え金正恩の北朝鮮を沈黙させたとしても、その戦後処理はどうするのでしょう?
韓国が進駐するにせよ、大きな混乱が予想されます。大量の難民を背負い、経済が混乱することは、東西ドイツの例を見てもあきらか。しかも今回は戦争難民が出るのです。そしてここでも、中ロがどう出るかわかりません。

そういうわけで、米朝開戦はあまりに不透明な要素が多く、その割に得をする人が見えない。
理性が効く状態であれば、米朝開戦の可能性は高くない、と私には思えます。

 

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トランプ大統領は保護主義

これまでアメリカは世界の警察として振る舞ってきましたが、その背景には自由貿易による富があったと思います。
アメリカにとって、世界にあまねくアメリカの影響力が存在していることが利益だった。だからアメリカ軍も世界展開しているのですよね。

でもトランプ大統領は、このようなグローバル戦略からの転換を掲げて当選した大統領です。
大統領選挙の際には、日本も自前で軍備をしろと言ったり、核装備したらどうか、という話もしていたと記憶します。
この意味ではトランプ大統領は、在韓米軍についても従来とは違う考えを持っているのかも知れません。

アメリカの威信が傷つくのは困る。でも本音を言えば東アジアの覇権を捨て、アメリカファーストで内需拡大をはかりたい、、、のかも知れない。そんな節もあるわけです。ということは、もしかしたらトランプと金正恩が電撃会談、などということもあるのかも?

米朝戦争はいつ起きる?

このような理由から私自身は米朝戦争の開戦はないのでは、と(希望も含めて)考えているのですが、事態がかなり緊張していることは事実です。
何らかの“偶発的”な事態から、戦争に転げ落ちるということはあるかも知れない。

トランプ大統領の考えはともかく、アメリカの世界覇権から利益を得ている層は今も強力です。軍需産業や、中ロの思惑も見えなません。

ともかく、何かの拍子に戦端が開かれるとすれば、それは北朝鮮からではなく、アメリカの攻撃から始まると、私は思います。
完全に憶測に過ぎませんが、戦端が開かれるタイミングはここに書いて来たレベルの話とは違い、戦術的なレベルで、作戦を遂行しやすい時、ということになるのかな、とも思っています。

暗視装置をしっかりと装備しているアメリカ軍は、新月の夜を好むと言われています。
直近の新月は9月20日です。その前後も、月明かりが乏しい暗い夜、となります。

北朝鮮の主な節目はこちらでまとめています。
 ↓ ↓ ↓

 

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まとめ

以上、緊迫する米朝関係について、戦争の可能性を考えてみました。
何度か書いたとおり、いち個人の考えに過ぎませんのでご了承ください。そして本文にも書きましたが、万一の際に備えることは必要かなと思います。ですができることは、、、多くはなさそう。

わたしたち庶民としては、緊迫した米朝局面だけに注目するのではなく、歴史的に続いて来た東西関係、つまり中ロとアメリカ、というパースペクティブのなかで、北朝鮮を見て行くことが必要かな、と思います。センセーショナルなマスコミ報道に右往左往させられることなく、日本国内できちんとした世論を作るためにも、これが必要かな、と。

最後までご覧くださり、どうもありがとうございました。
ともかく平和な世界が続きますように。

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