船木和喜がアップルパイを販売する理由と現在の年収、“王様の工房”の場所が気になる!〜ミになる図書館

船木和喜さんと言えばスキーの名選手。長野オリンピック(1998)では個人と団体で優勝を果たした偉大なジャンパーです。単に強いだけではなく、跳ぶ姿が美しかった。低い姿勢から鋭く踏み切ったあと、深々と姿勢を前に傾けて飛距離をのばすスタイルはまさに飛ぶ鳥のごとし。世界中を魅了しました。

ところがその船木和喜選手、現在はアップルパイの店を構えたり、全国のデパートをまわって行商みたいなこと(?)をしているそうです。仮にもオリンピックの金メダリストが、そんな畑違いの商売をしているってどういうこと?

というわけで今回は船木和喜選手のご商売、特にアップルパイのお店について、場所などの情報を集めました。デパート回りの様子もわかったので、一緒に書き添えます。

それにしても、どうしても気になるのは、なぜこういうご商売をすることになったのか? その理由です。
もしかして、年収が足りていない?
そのあたりについても、確認しました。

 

船木和喜選手のプロフィール

アップルパイの販売を始めたという船木和喜選手

出典:eヘルシーレシピ 船木和喜「イカす、人綺麗な人」インタビュー

あえて舟木「選手」と書かせていただきます。
舟木選手は現在42歳で、現在はご結婚されていて、お子さんもいらっしゃいます。
ただし、表舞台からは遠ざかっているものの、今も現役なんです。このことを最初にきちんと書いておきたい。

アップルパイの販売などのビジネスは、その選手生活と並行して行っているということになります。
う〜ん、やはり何か事情がありそうですよね・・・

舟木選手の歩みと偉大な記録

舟木さんがジャンプを始めたのは10歳の時。中学生の大会で日本一に輝きます。
高校時代もインターハイや国体でたくさんのメダルを獲得。その成績が認められ、スポーツ用品メーカーのデサントのチームに入るのですが、初めて出場したワールドカップで初優勝を果たします。

私たちの記憶に鮮やかなのは長野五輪。岡部孝信選手、斉藤浩哉選手、原田雅彦選手らとともに獲得した金メダルは全国を湧かせました。原田選手の「ふなきぃ〜」も流行になりましたね。

舟木選手の華々しい戦績は長野にとどまりません。ワールドカップでは、日本最多勝利数となる16勝。長野の金のほか、オリンピックの銀メダル1個、世界選手権金メダル2個、銀メダル3個を獲得しています。

間違いなくほんものの、偉大なアスリートのお一人なんです。

 

舟木選手プロフィール一覧

項目 内容
名前 船木和喜
読みかた ふなき かずよし
生年月日 1975年4月27日
年齢 42歳
出身地 北海道余市郡余市町
血液型 A型
最終学歴 小樽北照高校
所属チーム FIT SKI TEAM
ジャンル スキー(ジャンプ)
結婚 既婚
身長 175cm

アップルパイの店「王様の工房」

食品卸売会社「えにし」として全国の物産展をまわる

さて、そんな舟木選手がご商売を始めたのは2008年の2月。
「えにし」という食品の卸売販売の会社を立ち上げます。

各地の行商めいたことをしているという話は、この「えにし」の活動の延長線にあると思われます。
デパートやショッピングモールの催事場などで、よく各地の物産展を見かけますよね。
当初は餃子やコロッケ、ドーナツなどを販売していたようです。

これは最近の舟木選手のtwitter。

山口の井筒屋さんでアップルパイを販売している様子がわかりますね。横にはメダルも展示されています。
ご出身の北海道余市郡余市町はリンゴも名産。地元のものを使っているそうです。砂糖は北海道産の甜菜糖とのこと。

「王様の工房」の場所はどこ?

このアップルパイ、実は舟木選手が獲得した金メダルの重さと同じに揃えてあるそう。
値段はホールで1200円。

ほかにもさくらんぼパイ、アップルカスタードパイ、ブルーベリーカスタードパイなど、けっこう種類も充実しています。おいしそう♪

舟木選手は移動販売だけではなく、「王様の工房」という実店舗を地元に構えています。
場所は北海道余市郡余市町黒川町2-162。
JR函館本線の余市駅から200mちょっとにあります。
地図を載せておきますね。

「動かす」に切り替えると操作できます。

 

ただ、ストリートビューを見ても、付近に看板らしきものは見当たりません。
やはり物産展を巡っての販売がメインなのかも知れません。

twitterを見ると、舟木選手自身が店頭に立っていることも多い模様。近くに来たときはぜひ訪れてみたいですね。

通販はあるの?

さすがに北海道は、一般の人にとってはハードルが高いですね。
現代風に、通販のお取り寄せはあるかな、と思って探したのですが、残念ながら今の段階ではないようです。


アップルパイ販売を始めたのはなぜ? 現在の年収が気になる

それにしても気になるのは、この商売をなぜ始めたのか、という点。
現役選手でありながら全国を回って仕事をしていたのでは、練習時間をとることも難しいでしょう。

ほんとうに余計なお世話ではありますが、舟木選手の年収のほうはどうなっているのか、心配になりますね。経済的な事情からこうしたビジネスを立ち上げざるを得なかったのだとしたら、日本のスポーツ界のフォローはどうなっているんだ、という話になります。所管の文科省も東京五輪を盛り上げるのはいいですが、選手達のその後のフォローが無ければ、メダルを求めるのは酷というもの。

ですが、よく調べてみるとこの事業は、ジャンプの少年団の活動のために始めたものだということがわかりました。
スポンサーとして支援してくれる企業を探してとびこみで企業を訪問しているなか、餃子の販売権をあげる、という食品会社が表れ、その流れで「えにし」を設立。物産展を回って総菜を売り、収益の一部を若手選手たちの育成に充てるというフローを作り上げたのだそうです。

ご自身の暮らしのためではなく、未来の選手の育成のためにはじめたビジネスなんですね。
安心しました。

とはいえ、舟木選手自身の練習時間は大丈夫なんでしょうか?

もともとジャンプのほかに、遊んでいる時間もあったわけで、それをあてればいいわけですから、ストレスなんて感じないですね
出典:日本ジャンプ界の未来を託すドーナツ。ベテランジャンパー船木和喜の情熱。(2/3) – その他スポーツ – Number Web – ナンバー

さすがに一事を成就した人の言うことは違いますね。
さらに舟木選手はこう続けます。

こうした活動を始めたあたりから、成績もよくなってきたんですよ。やりたいと思ったことをやっているのがいいのでしょうね
出典:日本ジャンプ界の未来を託すドーナツ。ベテランジャンパー船木和喜の情熱。(2/3) – その他スポーツ – Number Web – ナンバー

すばらしいです。

舟木選手がとりあげられる番組の放送時間

舟木選手がアップルパイなどの総菜を販売している件が、テレビでもとりあげられるようです。
ご本人も出演するようなので、事情をよく知るチャンスですね。

番組名は『中居正広のミになる図書館 2時間スペシャル
放送日時は、2017年9月11日(月)19時00分から20時54分の間のどこかのタイミングになります。

 

まとめ

日本ジャンプの歴史に残る偉大な選手・船木和喜さん。
全国をまわってアップルパイを販売していると聞いたときは、経済事情を心配してしまいましたが、その理由はまったく別次元のものでした。
下世話にも人の懐を心配した自分が情けない・笑
でも前向きな話でよかったです。

ビジネスをしていることが、選手生活にとってもいいほうへ働いていると言いますから、今後の活躍にも注目ですね。
最後までご覧下さり、ありがとうございました。

コメント

  1. NASA208 より:

    オリンピックが始まり、嫁が船木選手を知らない!との、一言からYouTubeを見せ、その後を検索して居たら辿り着きました。丁寧で読みやすい記事で感謝です!

    • くえり(query) より:

      NASA208さん、コメントをどうもありがとうございます! おほめいただき嬉しいです♪
      船木選手のジャンプはとてもきれいでしたよね。今も現役だと記事を書いていて知り、しかも、いろいろとジャンプ界に貢献する活動もなさっていて、素晴らしいなとさらに思いました。
      こういうところにも、メディアは注目して欲しいですね!
      平昌オリンピックいよいよ始まりました、楽しみです!