『マツコの知らない世界』の予告編で出たマンガ飯、一体何の料理なんですかね?
火の上で回転している球状のものが謎過ぎ!
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画像出典:『マツコの知らない世界』(TBSの予告映像より)
ビジュアル的にも凄くて、マツコさんも驚き呆れています。
気になりますよね?
というわけで今回は、
- この料理が何なのか、料理の名前
- どんな漫画作品に登場したのか?
- 書いたマンガ家さんは誰 なのか?
- そもそも、うまいのか?
などを、マンガ飯を広めたご本家・梅本ゆうこさんのプロフィール とともに調べてみました。
私同様、あのダイナミックなチャーハンは何だ? って方にご覧いただけたらと思います。
仰天のマンガ飯・火の玉チャーハン
すでにチャーハン って言っちゃいましたが、『マツコの知らない世界』の“マンガ飯”第二弾でとりあげられる目玉料理は、おそらく「火の玉チャーハン 」と名付けられたチャーハンです。
火の玉チャーハンのネタ元漫画『スーパーくいしん坊』とは?
火の玉チャーハンが登場する漫画作品は『スーパーくいしん坊 』。
ビッグ錠 (漫画)さんと、牛次郎 (原作・原案)さんによる作品です。
今ではあまり見られない野太い線とタッチ、ダイナミックなライティング、過剰とも思える劇的な展開など、昭和の少年漫画の味わいが色濃い作品。同じくビッグ錠+牛次郎の両氏による『包丁人味平』を流れをさらに過激化したレシピは火の玉チャーハンだけに留まりません。車のホイールキャップでお好み焼きを作ったり、麺を洗濯機に入れたりしちゃう・・・
主人公は鍋島香介(なべしま こうすけ)。
洋食店の一人息子で大の食いしん坊。
勉強運動ともにダメなのですが、料理には執着と才能があります。
血の気の多い性格もあいまって、プロにあれこれチャチャを入れ、料理勝負を繰り広げる。
香介が作る料理は常軌を逸した常識外れのもの。果たして勝利と言えるのかどうかわからないまま、突っ込むスキもなく勢いでエンディングまで寄り切るパターン。
実はこれで中学生らしい・・・
『スーパーくいしん坊』は講談社月間少年マガジンで、1982年から1987年にかけて発表されていました。
コミックスとしては全9巻されており、その後もワイド版などに焼き直されています。
火の玉チャーハンの作り方と、味はどうなの?
中華料理店・満腹亭のご主人を相手に、
「これくらのチャーハン、おれにだってつくれらぁ!」
という決め台詞で始まった香介のチャーハン対決。
そこで披露された火の玉チャーハンのレシピ(?)はこんな↓感じです。
中華鍋を二つ、貝のように組み合わせ、上から吊るします。
これをいくつかならべて、ガスコンロの火にさらす。
発想の源はヨーヨーなのですが、画像を見る限り鍋はヨーヨーのような縦方向にではなく、横方向に回転。こんなことでうまく炒められるはずはないのですが、ここが『スーパーくいしん坊』というか、ビッグ錠+牛次郎作品の醍醐味。
この動きで、ご飯や具材が強火で激しく炒められた、ということなのか、満腹亭のご主人も負けを認めてしまいます。
というわけで漫画の中ではプロ顔負けの味だったようですが、本当のところはどうなのか?
マツコさんがスタジオで確認してくれると思いますが・・・?
火の玉チャーハンの生みの親・マンガ家ビッグ錠氏と牛次郎氏
ビッグ錠さんプロフィール
本名:佃竜二
生年月日:1939年10月17日
出身:大阪府(神奈川県藤沢市在住)
貸本時代から活躍していた料理漫画家界の重鎮です。
ご自身は洋裁店の家に生まれています。
同じく漫画家の川崎のぼる氏らと交流がありましたが、一時は漫画をやめてデザイン事務所を経営していました。
牛次郎さんプロフィール
本名:牛込記
生年月日:1940年5月19日
浅草生まれ
僧侶でもあり、小説家、バンドマン・作曲家でもある多彩な方です。会社経営の経験もあるとか。
ビッグ錠さのとのコラボ作品は『包丁人味平』『釘師サブやん』『スーパーくいしん坊』。
ほかに『プラレス3四郎』(作画・神矢みのる)が有名です。
梅本ゆうこさんのプロフィール
さて、破天荒な火の玉チャーハンに目をつけた、マンガ飯の梅本ゆうこさんについても簡単に。
名前:梅本ゆうこ(うめもと ゆうこ)
生年:1979年
出身地:大阪府
梅本さんは会社員ですが、すでにご結婚されていて、主婦でもあるとのこと。
梅本さんのブログ『マンガ食堂』はこちら
→マンガ食堂 – 漫画の料理、レシピ(マンガ飯)を再現 Powered by ライブドアブログ
料理が登場する漫画はたくさんありますので、ネタは無限大ですね。
しかも梅本さんの方針は、美味しいかどうかということより、漫画に登場した料理を再現することにあるようです。味を問わなければ、今回の火の玉チャーハンのように、ネタはかなりありそうです。事実このブログ、2008年くらいから記事があります。すでに10年近い運用歴があるとは、ブログ主として尊敬です。
梅本さんはブログを元にして書籍も出版なさっています。
仰天のマンガ飯・火の玉チャーハンまとめ
以上、『マツコの知らない世界』のマンガ飯に登場する“火の玉チャーハン”についてでした。
ネタ元が荒唐無稽なほど、その再現も面白おかしいものになる。こういうノリはけっこう嫌いじゃありません。
はじめは「なんだこれ?」と思いますけどね・笑
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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