プチプチで梱包するとき、どっち側でくるむか迷ったことはありませんか?
プチプチのあるほうを内側にするか、それとも平たいほうでくるむか?
そもそもプチプチって、どっちが表なんでしょう・・・裏表ってあるの?
この記事では、
- プチプチ側でくるむか、
- 平たいほうでくるむか、
それを賢く使い分けるポイントをお伝えします。
- プチプチの正式名称や
- 意外な使い方
- レアなハート型のプチプチなど
プチプチの関連情報にもふれますので、ご興味に応じてご覧ください。
プチプチの裏表はどっち?
プチプチの裏表はどっちなのか?
この答えは、包むものによって変わってきます。
以下でそれを説明していきますが、基本的にはどちら側でくるんでも、クッション性能そのものに違いはありません。
裏表の使い分け
では、プチプチ側と平たい側、どのように使い分ければよいのでしょう?
突起のある側でくるむのが基本
基本は、プチプチのついている側を内側にしてくるむ、と覚えてください。
その理由は単純で、テープでとめやすいから。
プチプチ側でくるむと外側は平たい面になりますから、テープでしっかりとめやすくなりますよね。
逆にプチプチ側をテープでとめると、プチプチは動いたり潰れたりするので、固定しにくい。素材としても薄いので、貼り直すと破れてしまうこともあります。
なので、たいていの場合はプチプチ側を内側にしたほうがよいのです。
また、プチ側は摩擦も大きい。なので、梱包したものをさらに箱詰め・袋詰めする場合も、プチを内側・平たい面を外側にしたほうがさばきやすいです。
平たい面でくるむ
ですが梱包する物によっては、平たい面を内側にしたほうがよい場合も。
お好みですが、角ばったものは平たい面を内側にしたほうがしっかり包みやすいと思います。
引っかかりやすいもの
例えばプリント基盤など、細かな突起があるもの。
プチプチ側でくるむとその突起にひっかかり、壊れてしまう場合があります。
壊れないようにプチプチで包んでいるのに、これでは台無し。
○の痕がついてしまうもの
ガラスやメッキ加工がなされている品物は、プチプチ面でくるむと痕が残ってしまうことがあります。
プチプチの裏表の使い分け
ほかのケースもありますので、ここで軽く整理してみましょう。
プチプチ側でくるんだほうがよい場合
球形のものや曲面の多いもの
包装後テープで留める場合
平たい面でくるんだほうがよい場合
角ばったものや、微細な突起がありひっかかりがあるモノ
ガラスやメッキ、アルミ素材等痕がつきやすいもの
とはいえ、厳密に「こうしなければならない」というものではありませんので、あまり窮屈に考えすぎなくてよいと思いますが。
プチプチの買い方、通販は?
プチプチはホームセンターや量販店、100均ショップでも手に入ります。
たくさん使う場合はロールも入手できます。
買う時の注意点としてはプチプチのサイズとシートのサイズがあります。
プチプチの粒の大きさと用途
お店に行くとわかりますが、ひと口にプチプチと言っても種類がけっこうあるんです。
- #20(直径7mm×高さ2.5mm)
- #38(直径10mm×高さ4mm)
- #60(直径20mm×高さ8mm)
- #80(直径32mm×高さ13mm)
私たちに身近なのは#38の直径1cmでしょう。汎用性が高いので、多くの場合はこれで間に合います。
壊れやすいものなど、特に高いクッション性能が欲しい場合は#60を選ぶと安心です。
プチプチのシートサイズ
実際に購入する際は、シートのサイズも重要です。
幅と長さで選ぶわけですが、包むものによっては包みきれない場合も出てくるので、大きめのサイズを選びましょう。
- 120cm×200cm
- 30cm×5000cm
- 40cm×1000cm
などが代表的なサイズです。
100円ショップなどでは、在庫の種類が多くない場合もあるので注意しましょう。
もちろん通販で買うこともできます。
プチプチの意外な使い方
ここからは余談ですが、プチプチの意外な用途について紹介していきます。
窓の断熱材として
プチプチには空気が入っていますので、断熱性があります。
そのため、窓に貼って断熱材として使っているという方もいらっしゃるようです。
家のなかで特に断熱性能がよくないと言われるのはガラス窓。
ここにプチプチを貼って断熱性能を高めようというわけです。
夏は冷房で冷えた室内を外の暖気から守り、冬は暖房で温めた室内の熱を外に逃がさない、庶民の工夫ですね。プチプチは透明なので光も入ってくるのに好都合。うまくいけば出費もおさえることができます。
ポイントはプチプチ面を窓側にすること。こうすることで、プチプチの隙間の空気も断熱に役立ってくれます。
当然ながら、窓一面にしっかり貼ることが必要になります。
ちょっとした防音効果もあるようです。
お風呂の保温に
これも断熱性能に注目した使い方。
浴槽のお湯の上にプチプチを浮かべると、お湯が冷めにくい。
風呂に入る時間が家族でバラバラな場合、意外に役立つかも知れません。
ただし、何度も使うと汚れてしまい、雑菌の温床になりかねません。この点は注意ですね。
滑り止めとして
専用のシートにはかないませんが、食器棚に敷いておくと滑り止め効果が期待できます。
プチプチ面を上にして敷き、その上に湯のみなどを伏せておく。
こうしておくと、ちょっとした揺れの時はプチのでっぱりが食器をキープしてくれます。
暇つぶしとストレス解消
これは言わずもがな、ですね。
プチプチと言えば、手慰みにつぶして遊ぶもの。
そもそも、プチプチという愛称そのものが、この本筋から外れた使い方から来ているのでしょう。
遊びというよりはストレス解消、
楽しみというよりはつぶさずにはいられないという強迫
・・・プチプチの不思議な性質です・笑
プチプチの正式名称はポリエチレン気泡緩衝材
というわけですっかり「プチプチ」という名で呼ばれるこのシート、本来は何と言う名前なのでしょう?
見出しに書いてしまいましたが、正しくは「ポリエチレン気泡緩衝材」というそうです。
「プチプチ」は川上産業の登録商標。
ほかにエアキャップ、エアセルマットなどと呼んでいるメーカーもあるそうです。
プチプチ界の先頭を走る川上産業では、プチプチ1万個に1個以上の割合でハート型のプチを入れているそうです。
見つけられたらラッキーですね。
プチプチの裏表まとめ
以上、「プチプチの裏表はどっちなのか」について、主に使い分けの観点から書いてきました。
最後に軽く内容をまとめさせていただくと、
- プチプチの裏表は用途次第
- 梱包後、テープでとめる場合はプチプチ面を内側に
- ひっかかったり痕がつきやすいものは平たい面を内側に
- どちらを内側にしてもクッション性は同じ
でした。
ご参考にしていただけたら幸いです。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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