NHKの新朝ドラ『半分、青い。』が始まりました。
主題歌を手がけたのは星野源さん。
その『アイデア』が本日、銀河系初オンエアされています。
ヒロイン鈴愛を演じる永野芽郁さんにピッタリの明るく爽やかなオープニング映像に、星野源さんらしい軽快なリズムとマリンバがぴったり。これから毎朝、仕事や学校に明るく出発できそうです♪
ここではその『半分、青い。』の主題歌『アイデア』の歌詞の意味について書いています。
- 歌詞の世界を読み解いてその意味を探りながら、
- ドラマとの関連や
- 星野さんが曲に込めた思い
についてもふれたいと思います。
もちろん個人の感想ですが、よかったらご覧下さい。
『半分、青い。』の主題歌『アイデア』の歌詞の世界
NHK連続テレビ小説『半分、青い。』の主題歌。
星野源の新曲「アイデア」の歌詞(TVサイズ)を公開致します。
初回放送を見逃してしまった方も12:45からの再放送がありますので、ぜひ歌詞と合わせてお楽しみ下さい!#星野源#アイデア#半分青い pic.twitter.com/hiPgvtsNu8— 星野源 official (@gen_senden) April 1, 2018
『アイデア』は朝ドラに相応しく、まさに朝「おはよう、世の中!」の呼びかけから始まります。
その歌詞を私なりに読みほぐしてみると、、、
朝餉の支度から立ち上る湯気からは、メロディが聞こえる。
遠くで聞こえるにわとりの鳴き声、
電車が線路を走るリズミカルな響き、
そして風にのって聞こえてくる人々の暮らしの音も、
すべて私には、音楽のように聞こえる。
その音楽は、左耳が聞こえない私にはモノラルでしか聞こえない。
でもそれも、アイデアひとつで意味が変わる。
涙が零れる音は、花が開く時にはじく雨粒。
悲しみだって、成長し、花開くための音なんだ。
限界のように立ちふさがる影にはアイデアを!
雨音で歌を奏でよう。世界を歌で喜びに変えよう。
そんな人たちへてこの声よ、全てを超え響け。
アイデアで開かれる世界よ、おはよう!
と、こんな感じになるかと思います。
『半分、青い。』の主題歌『アイデア』の歌詞の意味
自分の解釈をかなり盛り込んでまいましたので、違和感を覚えたかたもいらっしゃるかも知れません。
あくまで個人の解釈で、正解を主張するようなものではないので、気にさわったらスルーしてください。
でもこの歌詞、かなり練られていると思うんですよね。
星野源さん、さすがです。
『半分、青い。』のヒロイン・鈴愛は、人の暮らしを音楽のように捉えられるような天真爛漫な性格。
加えて、感受性&イメージ豊かなキャラクターです。
左耳が聞こえないのですが、それも考えひとつで豊かさに変えてしまえる。
一般的には悲しいと思われるようなことも、鈴愛にとっては花が開くためのきっかけなんです。
そして、それを可能にするのがまさにアイデア。
これが曲のタイトルにもなっているんですね。
これは私の解釈なんですが、歌の冒頭の「おはよう、世の中」という呼びかけは、このように別の意味を与えられることで新たに開かれる世界に向けられているように感じました。
悔しさや悲しみの涙があちこちで零れる世界。でもそれも含めてまるごとこの世界・人の生の場所なんだ。
言うほど簡単じゃないけど、そんな風に前向きに生き続けようとする人たちへ、全て超えてこの歌が届きますように・・・。
星野源さんが『アイデア』にこめた意味
星野さんがこの曲に込めた思いは、「今を生きる人たちへの支え」。
オファーを頂き、胸が躍りました。この「アイデア」という曲が、力強く生きる主人公・鈴愛と、いまを生きる皆様の毎朝を支える一曲になればと思います。
*引用:ニュース 主題歌決定!|NHK連続テレビ小説『半分、青い。』
そして制作統括の勝田夏子氏も、この曲は人生の諸々を明るく昇華したもの、として賞賛しています。
人生の酸いも苦いも甘いも、明るく昇華させたその歌は、まさに「半分、青い。」の世界。日々の暮らしに「アイデア」を。一日の始まりにふさわしい、素晴らしい主題歌です。
*引用:ニュース 主題歌決定!|NHK連続テレビ小説『半分、青い。』
『半分、青い。』のドラマのストーリートの関係は?
ドラマにとって主題歌は、脚本のテーマを象徴するもの。
『アイデア』はヒロイン・鈴愛のキャラクターや生活信条を表すだけにとどまりません。
聞く所によれば鈴愛は、当初はマンガ家になろうとするものの挫折。
最終的には、扇風機を発明することになるというのです。
どこがどうなって扇風機に繋がって行くのかはこれからのお楽しみですが、夢に挫折した涙が扇風機の発明へと繋がるわけで、その点ではまさにアイデアによって、鈴愛の人生は花開くことになります。『アイデア』の歌詞は、ドラマのストーリーと見事に符号しているようです。
おわりに
ドラマのOPでは、『アイデア』の一部しか披露されません。なので、曲の全体を聞くとまた違った印象・解釈になる可能性はあります。ただ、ドラマの放送で聴く限りでは、おおむね次のような解釈になるかな、と思っています。
人生には悲喜こもごもあるけれど、それら全てはアイデアで愛おしいものに変えられる。
これに、私なりに付け加えさせていただくと、
逆に言えば、そういうものこそが本当のアイデアだとも言える。
簡単なことではないけれど、そんな風に生きる全ての人々へ、この歌よ届け。
こんな含みもあるのかな、と思っています。
私の解釈をここまで読んでくださってありがとうございました。
みなさんのご意見も伺ってみたいです。よかったらコメントください。
よろしくお願いします。



コメント
すごく共感できる解釈だと思いました。くえりさんのブログ好きです。
つちさん、温かいコメントをどうもありがとうございます!
励まされました(^^)
オープニンぐの永野芽郁ちゃん、とても可愛いですよね!
週明けからまた楽しみです♪♪
ドラマ見てないのですが、アイデア好きです。
凹んだとき聴きたくなるので、歌詞知りたくなって調べていてくえりさんのブログに辿りつきました。
私も密かに欅坂好きです~。
くりたろうさん ご訪問&コメントをどうもありがとうございます!
アイデア、いいですよね。
連ドラでは部分しか聞けませんが、これから年末の歌番組も増えると、全編を聴く機会も増えそうです。
何かの番組で星野さんが言っていましたが、この『アイデア』は、連ドラの主題歌としてたくさんの人に聞かれることになるため、自分の名刺がわりのような曲にしようと思いながら作ったそうです。これまでの集大成というか、代表曲ということでもあると思うので、思いが込められているんでしょうね、きっと。
欅坂が好きな方が記事を見つけてくださって嬉しいです!
鈴本さん推しでしょうか。
とっても可愛いですよね♪