メガネ型カメラがばれる意外な盲点〜ばれない条件とおすすめ長時間モデル

メガネ型カメラはとても便利なものですが、ばれると気まずい思いをします。
このリスクをまず頭に入れてから、メガネ型カメラを選びましょう。

この記事では、ばれないメガネ型カメラ選びのチェックポイントを、わかりやすくお伝えしています。
意外な盲点もあるので、買ってから後悔しないために、この記事をお役立てください。よいカメラに出会えれば、あなたの望みどおりのシーンを手に入れられるでしょう。

 

メガネ型カメラはばれると危険!選ぶ時に気をつけるポイント

メガネ型カメラのメリット

見ているものを、そのまま画像や映像に残せたらいいのに。

そんな思いを叶えるのがメガネ型カメラ。メガネのフレームにごく小さなカメラを組み込み、見たままを撮影・録画することができます。

普通のカメラのように手で持って構える必要が無いため、被写体のありのままの自然な姿や、ダイナミックな映像を記録することができます。カメラを構えると怖がったり緊張してしまう小さな子や動物、自転車やオートバイを運転中の視点映像などを手軽に残せます。もちろん重要な交渉の記録など、デリケートなシーンでの用途も考えられますね。

メガネ型カメラはばれると危険

ところがこのメガネ型カメラ、一方では盗撮などの不適切な用途に使用することもできます。
そのため、あなたがかけているメガネがカメラを内蔵していると周囲にわかってしまうと、ちょっと気まずい思いをすることになります。

周囲の人からすれば「知らないうちに撮られていたかも知れない・・・」と感じるわけですから、愉快なはずはありませんよね。たとえあなたにやましいことがなくても、人格を疑われることだってあり得ます。

メガネ型カメラがばれる意外な盲点〜デザイン

そういうわけで、メガネ型カメラは周囲にばれないことが大前提。
メーカーのほうもこれは理解していて、技術も進歩しています。

ですがここで意外な落とし穴。
実はメガネ型カメラがばれてしまうのは、メガネ(カメラ)そのものの他にも重要な要因があるんです。

それは、あなた自身

メガネ型カメラをかけていると、どうしても挙動がおかしくなりがちです。
特に最初の頃は、撮りたいものの方へ不自然に顔を向けたり、頻繁にフレームをいじったり。何となく平常心を失ってそわそわしたり、会話がぎこちなくなったり・・・。

このようなちょっとした違和感は相手にも伝わります。そうなると相手は違和感の原因を探しはじめるので、ばれる確率が高まります。

これを避けるには、まずあなたにとって自然なデザインのメガネ型カメラを選ぶことです。
それをメガネとして普通に好きになれるか、馴染めるか、という点にまず注意をはらいましょう。

機能的な問題も当然ありますが、「このメガネで決定的な瞬間を撮影してやるぞ!」というように、かけるたびに肩に力が入ってしまうようなものは、お勧めではありません。逆に「これメガネだけど、そういえば撮影もできるんだよな」くらいに馴染めるものなら理想的。

デザイン面は見落としがちですが、あなたの感覚に合った製品であれば、あなたが身につけていても周囲にも自然にうつります。メガネ型カメラのほとんどは黒ぶちのデザインですが、その中でも気に入ったものを選ぶようにしましょう。この点を、バレないカメラ付きメガネの選び方の第一歩として、おさえておいてください。

 

メガネ型カメラ、ばれない条件

では次に、機能面を見て行きましょう。

自然な外観のメガネ型カメラを選ぶ

当然ですが、メガネとして自然に見えるものを選びましょう。

メガネ型カメラは、あの細いフレームの中にカメラ機能を内蔵しています。
そのためどうしてもデザインにしわ寄せが出やすい。
ここを上手くクリアしているかどうかが、メガネ型カメラの重要ポイントです。
フレームの一部があきらかに太すぎたり重々しいものは、好ましくありません

カメラのレンズが目立たないメガネ型カメラを選ぶ

内蔵カメラのレンズはフレームの正面に位置しています。レンズそのものは小さいのですが、対面する人から見るとたいへん目立つ。会話している時、相手の顔に何かついていると、それがどんな小さなものでも気になりますよね。それと同じです。

そのためメガネ型カメラでは、このレンズをどのように目立たなくするかでしのぎを削ってきました。
最近のモデルでは、メガネを直接手にとってライトを当てないと、レンズの存在がわからないくらいにまで進化しています。

ただし、隠蔽性を高めたモデルは若干画像が暗めになる傾向があるようです。このあたりのバランスをよく確認しましょう。

操作ボタンの位置に注意

シャッターボタンの操作性も重要です。
自然な動作のなかで、簡単&ミスなく on/off ができること。これがバレないメガネ型カメラには必要です。

操作ボタンはメガネのテンプル(つる)部分にあり、位置は内側・上側・下側の三種類。
それぞれ次のような特徴があります。

内側にボタンタイプ

テンプルの内側にボタンがあるタイプは、他の人から見て目立たないという特徴があります。

でも操作する時は一旦メガネを外す必要がありますよね。自然に行なう動作としては大きすぎるように私は思います。

上側にボタンタイプ

メガネをかけている人がよくするのが、位置直し。
テンプル部分を軽く持って、ずれたレンズの位置を修正します。

テンプルの上にボタンがあるタイプでは、この位置直しの動作で操作が可能
上側であれば、人差し指で押せるので、誤りも少ないでしょう。

下側にボタンタイプ

テンプルの下にボタンがあるタイプも、位置直しの動作で操作できます。
下側は親指で押すことになり、多少慣れが必要かも知れません。
ですが、上側より若干目立ちにくいと言えるかも知れません。

リモート操作の有無

機種によってはリモコンで操作ができるものがあります。

操作している手元を見られるとバレますが、歩きながら静止画をこまめに撮りたい場合などはとても便利だと思います。

レンズの種類

メガネ型カメラのレンズには、一般のメガネのようなバリエーションがあります。

クリアタイプ

一般的な透明タイプ。

赤ちゃんや子どもの自然な表情をとらえたい、などの用途では、このクリアタイプが最もよいと思います。こちらの表情がはっきり見えますので、生き生きした表情を引き出しやすい。

かけていて違和感も少なく、視界もよいので、幅広く使うことができます。

スモークタイプ

サングラスのように色がついているタイプです。

相手からはこちらの目元が見えませんので、表情を読み取られにくい特徴があります。
強い日射しの下でのアウトドア撮影などでも活躍するでしょう。

ただし通常の会話シーンでは、サングラスをかけたまま会話すると失礼にあたることも。使用シーンは、クリアタイプに比べると限定されてくると思います。

鏡面加工タイプ

いわゆるミラーコート。通常は透明ですが、明るさや角度によって光を反射します。
クリアタイプに次ぐ汎用性がありますが、ミラーコートにすると、どうしてもメガネに注意が向きますので、私はあまりオススメしません。好みと用途によって判断してください。

メガネ型カメラを性能・仕様で選ぶ

周囲にばれない、という点から見たメガネ型カメラのチェックポイントは以上です。

ですが、「確かにバレにくいけど、性能が残念だった」ということでは困りますよね。
ここからは性能面でのチェックポイントを挙げていきます。

一般的なカメラの性能・仕様として、

  • 画質
  • 記憶容量

の性能が、メガネ型カメラでも問題になります。

その他、メガネ型カメラ特有の要素として、次のようなものが挙げられます。

カメラの位置

まずカメラのレンズがどこについているか、という問題があります。
位置によって、撮れる画像が微妙に変わってくることがあるので、注意してください。

センターカメラタイプ

メガネのレンズとレンズの間をつないでいる部分=ブリッジにカメラレンズがついているタイプです。

目と目の間から撮影しますので、視界の中央が写真・映像におさまります。

真ん中にカメラのレンズがありますので、相手と対面した時などは多少不安になりますが、最近はレンズが目立たなくなっているので、後述するサイドを選ぶ理由は少なくなっているかと思います。

サイドカメラタイプ

メガネのレンズの端にカメラレンズがついているタイプです。
視界よりも多少ずれた場所からの画像になります。

バッテリーの持ち具合

メガネ型カメラの不満で多いのがバッテリー問題。
細いフレームの中におさまっているバッテリーのもち時間は、さほど長くはありません。おおむね60分程度が目安。

記録映像を流し撮りしていたらバッテリーが切れた
シャッターチャンスを待っているうちにバッテリーが無くなった
などは、意外によくあるケースです。

最近はテンプル(つる)の部分がバッテリーになっていて、予備と交換できるものが出ています。
少しでも長く撮影したい場合、心強い味方になってくれるでしょう。

暗視性能

使用するシーンによっては、暗い場所や夜での撮影が必要なケースもあります。
ですが、映画で出てくるような赤外線対応のタイフは、一般の市販品にはないか、あったとしても相当高価な、特殊な製品になるでしょう。

特に気をつけたいのは、レンズが隠してあるタイプ。
このタイプは光量が制限されるので、暗い場所に弱い傾向があります。

暗がりで撮影するようなケースはあまり無いと思いますが、こういう用途を想定している方は、購入前によく性能を確認したほうが安心です。

メガネ型カメラのお勧めモデルと値段

それぞれの用途によって、お勧めのメガネ型カメラは変わってきますが、目安があると選びやすくなると思うので、私が注目しているものをいくつかご紹介します。

SPEye Black-Commando(エスピーアイ・ブラックコマンドー)
カメラ付きメガネでは有名な匠ブランドの定番モデル。
カメラはセンター、操作はテンプル上面です。
動画解像度は1280×720
静止画解像度2560×1920

SPEye Black-Commando NCG04080245-A0

SPG-NGLA
スパイオンラインでメガネ型カメラの人気一位商品。
動画解像度は1920×1080
静止画解像度は4032×3024
連続稼働時間は40~60分
価格は14,200円

Z-G011
同じく匠ブランドのゾンビシリーズ。
Z-G011は、そのなかでもスペアバッテリーが付属しているタイプです。
長時間録画したい方向け。

 

メガネ型カメラまとめ

以上、メガネ型カメラの選び方について書いてきました。
メガネ型カメラを選ぶにあたってどんな点に注意すればいいか、全体的なイメージをお伝えできたとしたら嬉しいです。

ポイントを簡単に軽く振り返ると、まず使用時にぎこちなくならないよう、自分が気に入ったデザインのものを選ぶ。目立たない黒ぶちデザインが多いメガネ型カメラですが、その中でも気に入ったものを選ぶとよいと思います。
その他、

  • カメラのレンズが目立たないものを選ぶ。
  • カメラ位置はセンタータイプがお勧め。
  • 操作ボタンはテンプルの下部か上部がお勧め。
  • メガネのレンズはクリアタイプが定番。

当然ながら、画像の解像度や記憶容量、バッテリーの持続時間も要チェックです。
予備バッテリー同梱モデルや、リモコン操作できるものもあるので、希望に合わせて考えてみてください。

なお、以上はあくまで私の個人的な基準をお伝えしたもので、ご購入ないし購入後の使用について責任はもてません。購入前には必ず自己責任でご判断ください。

また、メガネ型カメラのメーカーや販売店は、不適切な使用を避けるよう訴えています。
プライバシーの侵害にあたる行為であったり、各都道府県の迷惑防止条例などに抵触するような目的では使用しないようにしましょう。こちらについても、くれぐれもよろしくお願いします。

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