『はたらく細胞』がテレビアニメ化されました。
私たちの身体を支える細胞たちは、どんなキャラクターとして擬人化されているのでしょう？
漠然としたイメージがあらわれていて面白いので、あらためて一覧にまとめてみました。
『はたらく細胞』とは？
『はたらく細胞』は講談社の『月刊少年シリウス』に連載されているマンガ。
著者は清水茜さん。
宝島社が選ぶ「このマンガがすごい」では2016年に7位を獲得している人気作品です。
『はたらく細胞』の魅力は、私たち自身の身体を支える細胞たちを擬人化した点。
普段は意識することがないミクロの世界で起こっている数々のドラマ。
それをわかりやすくストーリーに仕上げています。
もちろんコミックですから、個々の細胞たちはデフォルメされたもの。
でも、エンタメとして十分に楽しめます。
さっそくその細胞たちを見て行きましょう。
はたらく細胞キャラクター一覧
赤血球
＊画像引用：【公式】『はたらく細胞』スペシャルアニメ映像（フルサイズver.）
主人公は赤血球。
明るくて可愛い、時にちょっとそそっかしい美少女として描かれています。
学校で習ったとおり、赤血球はヘモグロビンをたくさん含んでいるので、赤が基本色になっています。
メインの仕事は体内の細胞へ、くまなく酸素を届けること。
＊画像引用：【公式】『はたらく細胞』スペシャルアニメ映像（フルサイズver.）
「こちら本日分の酸素になります！」
が決めゼリフです。
声優：花澤香菜
白血球（好中球）
＊画像引用：【公式】『はたらく細胞』スペシャルアニメ映像（フルサイズver.）
準主役級はこの白血球。
小刀を持ち、ちょっと不穏な空気を醸し出しているのはその役割から。
白血球のうち、このキャラとして描かれている好中球は、体内に侵入した異物をやっつけるのが仕事です。
細菌やウイルスと戦う、好戦的なキャラなのです。
「この雑菌野郎ーっ！」が決めゼリフ。
＊画像引用：【公式】『はたらく細胞』スペシャルアニメ映像（フルサイズver.）
ちなみに白血球にはこの好中球のほか、好酸球と好塩基球という別の種類があります。
声優：前野智昭
キラーT細胞
＊画像引用：【公式】『はたらく細胞』スペシャルアニメ映像（フルサイズver.）
白血球がおまわりさんだとすれば、このキラーT細胞は自衛隊みたいなものかも知れません。
ウイルスに感染した細胞や癌細胞などの異物を認識し、破壊する専門部隊で、しかも後で出てくるヘルパーT細胞の命令によって出撃。組織だっています。
「発見次第2秒でしとめろ」がお決まりの台詞。
声優：小野大輔
マクロファージ
マクロファージも細菌などを殺す役割をもっていますが、最大の特徴はそこから抗原や免疫情報を見つけ出す点。
死んだ細胞や細菌を片付ける役割も有しており、ある意味で掃除人。女性キャラですが、底知れぬ恐ろしさを感じさせる面もあります。
「さー、お仕事お仕事♪」が決めゼリフですが、そのお仕事の内容はけっこうエグいと言えます。
声優：井上喜久子
血小板
＊画像引用：【公式】『はたらく細胞』スペシャルアニメ映像（フルサイズver.）
小さな子どもとしてキャラづけされたのは血小板。
血液中の成分として赤血球、白血球とともに習う代表的な存在です。
でも、ほかの二つに比べると小さいんですね。
役割はもちろん止血。血管が傷ついて出血した際に集合、身を挺して凝固します。
決めゼリフは「それじゃあ、いくよ！」。
声優：長縄まりあ
ヘルパーT細胞
＊画像引用：【公式】『はたらく細胞』スペシャルアニメ映像（フルサイズver.）
さきほどのキラーT細胞を後方から指揮するのがこのヘルパーT細胞。
同じT細胞ですが、体育会系のキラーTと比べるとキャラクターは全然違います。
得意分野は情報収集と戦略の立案。そのため見た目は華奢で、身のこなしも優雅。
でも言うことはえげつないです。
「必ずや抹殺してご覧にいれましょう」
声優：櫻井孝宏
制御性T細胞
時に暴走するキラーT細胞の歯止めとして機能するのがこの制御性T細胞。
T細胞の暴走は免疫異常となるため、いきすぎないように監視します。
声優：早見沙織
樹状細胞
＊画像引用：【公式】『はたらく細胞』スペシャルアニメ映像（フルサイズver.）
侵入した細菌やウイルス感染細胞などのかけらを、これが抗原だよ、と他の細胞に伝えるメッセンジャー。樹上細胞が教えてくれるおかげで、白血球などの免疫細胞が働くことができます。
声優：岡本信彦
記憶細胞
声優：中村悠一
B細胞
別名、抗体産生細胞。
リンパ球の一種で、抗体を作ります。
部隊でいえば工兵隊のようなものでしょうか。
声優：千葉翔也
マスト細胞
別名肥満細胞と呼ばれますが肥満とは関係がありません。
ヒスタミンなどの化学物質を分泌するのが役目。いわば化学判。
声優：川澄綾子
好酸球
＊画像引用：【公式】『はたらく細胞』スペシャルアニメ映像（フルサイズver.）
白血球の一種。実験画像ではピンク色に染められることが多いのでピンクのつなぎが制服になっているのでしょう。また細胞核が分葉といって二つに分かれるのもツインテールや、持っている武器に表されていると思われます。
クールな美女として表現されていて、人気があります。
声優：M・A・O
肺炎球菌
＊画像引用：【公式】『はたらく細胞』スペシャルアニメ映像（フルサイズver.）
身体の外から侵入してくる菌やウイルスはモンスター的に描かれます。
代表がこの肺炎球菌。
その名のとおり肺炎などを引き起こす病原性の菌。
特にこの肺炎球菌が手強いのは、莢膜（きょうまく）を持っている点。
莢膜は細胞壁の外側をおおう皮膜のようなもので、白血球からの攻撃を防御する役割をもっています。
侵入者らしい台詞は、「今日からここは俺たちの国だ！」
声優：吉野裕行
『はたらく細胞』の放送時間と放送地域
楽しみな『はたらく細胞』ですが、放送時間はどうなっているのでしょう？
地域によって違っていて
TOKYO MX、BS11、とちぎテレビ、群馬テレビは土曜日の24:00から。
MBS（近畿圏）では土曜日の26:38
テレビ愛知が土曜日の25:50
北海道放送が土曜日の26:38
RKB毎日放送（福岡）が土曜日の26:25
スカパーなどで見られるAT-Xでは火曜日の23:00から。
木曜の午後、日月の朝にもリピートされます。
『はたらく細胞』の見逃し配信
住んでる地域で放送されていなくても、スカパーがなくても大丈夫。
『はたらく細胞』にはネット配信があります。
放送開始はいずれも7月9日（月）から。
代表的なところでは、
dTV、U-NEXT、FODでで12時から。
ニコ生で23時から。
abemaTVでは24時から。
などとなっています。
Huluも加わる予定だとアナウンスされています。
おわりに〜『はたらく細胞』は舞台にも！
『はたらく細胞』は舞台でも上演されることが決まっています。
日程は2018年11月16日（金）から11月25日（日）まで。
会場は北千住の駅前にあるシアター1010（東京都足立区千住）。
赤血球を演じるのは七木奏音さん。イメージぴったりですね。
白血球は和田雅成さんです。
いろいろツボる『はたらく細胞』。
今後も波紋が広がりそうです。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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