ブルセラ症がニュースになっています。
長野県の山間部に住む60代の男性からブルセラ症菌が発見され、
それが新種だったらしいのです。
ブルセラ菌は獣から人に感染することがあり、この男性の場合は
ネズミからうつったのでは、と見られているようです。
それにしてもブルセラ菌とは、インパクトのある名前ですね。
由来が気になり、調べてみました。
長野県の男性がブルセラ症を発症
この長野県の男性の場合、昨年の春頃に症状が出たそうで、
食欲減退と39度を超える高い熱が出ました。
それがもとで腎機能が悪化、県内の病院に入院したのですが、
詳しく調べたところ新種のブルセラ菌が出たそうです。
奥さんへの感染もなく、国立感染症研究所では
「神経質になる必要はない」と話しているらしい。
とりあえずはよかったです。
同居する男性の妻の感染は確認されず「特別な事例で、神経質になる必要はない」(感染研)という。*出典:長野で新種のブルセラ症菌 山間部の60代男性 :日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30584450W8A510C1CR8000/
ほんとうは怖いブルセラ菌
この男性の場合は大丈夫だったようですが、ブルセラ菌は生物兵器として研究されたこともあるほど怖い菌だそうです。
ブルセラ菌はいろいろな種類があり、それぞれ感染しやすい動物が決まっているとのことですが、よくないケースではヒトにも感染し、主に生殖器官の炎症をひきおこす。そのため流産や睾丸炎をひきおこし、不妊になる場合もあるとか。
アメリカでは1954年に生物兵器として保有したことがある。現在は中止されていますが、他にも保有が懸念されている国はあって、国際的に懸念されています。
ブルセラ症・ブルセラ菌の名前の由来は?
怖い病気を引き起こす怖い菌、ということはわかったのですが、名前にちょっとクスっとなってしまいます。
不謹慎とは思いつつ、あさって方向へ、いわゆるブルセラがどうしても連想されてしまいます。
いったいどうしてこんな名前がついてしまったのか、由来を確認しました。
それによるとこのブルセラ菌は、イギリス軍所属の医師・デビッド・ブルース (Sir David Bruce) さんによって発見されたらしいのです。
1887年、クリミア戦争でマルタ熱の原因病原体としてイギリス軍の軍医・デビッド・ブルース (Sir David Bruce) によって Micrococcus melitensis が発見された[4]ため、この名前が付いた。
*出典:ブルセラ症 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%A9%E7%97%87
ブルース、で「ブル」なのはいいとして、「セラ」のほうはどこから来たのでしょう?
ブルース、のスまでいれて、細胞を意味するセルとかけたのでしょうか?
詳しいことはわかりませんが、こんな脱線も症状が軽くて済んでいるうち。
今回は新種が発見されたわけですから、どういう展開をみせるか予断を許しません。
クスっとひと笑いしたら、名前に必要以上にとらわれることなく、警戒したほうがよさそうです。
おわりに
以上、話題のブルセラ菌・ブルセラ症について、その由来を確認した結果でした。
獣から人へ感染するって、よくよく考えると怖いです。
日本各地では高齢化・過疎化が進み、野生動物が生活に身近になっているという話もありますので、こうした動きには敏感になっておくべきなのかな、と思っています。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
コメント