日本シリーズでバッターが被っているヘルメット、ちょっとヘンじゃないですか?
いや、普通のやつを被っている人もいますが、ときどき顎のほうまで伸びてるヘルメットをかぶっている人いますよね、ホークスの柳田選手とか、ほかにも何名かいます。
シーズン中からプロ野球を見てきた人には違和感ないのかも知れませんが、日本シリーズの盛り上がりに乗っかって見ている自分には、けっこう奇妙に見えます。
- アンバランスだし、打つ時や走る時に邪魔にならないんだろうか?
- どんな作りになっているのかも気になるし、
- いつから使われているの?
- そもそもなんて名前?
- 一般人でも買えるもの?それともプロの特注品?
・・・と、疑問はつきません。
というわけで日本シリーズで見かけたヘンなヘルメットについて、情報を集めてみました。
ヘンな形のヘルメットに違和感続出
ちょっと奇妙な新ヘルメットが気になったのは、私だけではないみたい。
ちょっと引用させていただきましょう。
日本シリーズ見ていて
なんだか違和感が、、、フェイスガードついてるヘルメット
いつから使われてるんだろうか!?— yuki (@yuki012403) November 1, 2018
野球のヘルメットについているフェイスガードが豪快なもみあげに見えたり見えなかったり色が黒だと尚更
— サルマン・ハシミコフ (@looser2004) November 1, 2018
店長「柳田のヘルメット何ついてんの?」
ワイ「フェイスガードらしいっす。流行りらしいっすよ」
店長「ガラケーでもつけとけよダセーな」
草— 焼肉ドタキャンクソ野郎 (@baystars6610) November 1, 2018
なんか最近やたらフェイスガードをヘルメット に付けてる選手増えたね pic.twitter.com/aOGqlxRD0X
— Moneybach (@shipporidokusho) October 31, 2018
豪快なもみあげは笑えますw
フェイスガードの名前はCフラップ(C-flap)
この“もみあげ”は「Cフラップ」と呼ばれるものだそうです。
遠目にはわかりにくいですが、従来のヘルメットに装着して使うものらしい。
内側にウレタンぽいクッションも貼ってあります。
Cフラップが使われる理由
このCフラップを使う理由は、当然ですが顔面の保護。
右打者なら左側に、左打者なら右側につけて、投手から向かってくるボールから、打者の頬や顎を守ります。
触ったことがない人もなかにはいるかも知れませんが、野球の硬式球ってものすごく硬くて重いです。それが150km/hクラスのスピードで向かってくるんですから怖いですよね。
そして強打者になればなるほど、厳しくインコースを攻められます。ピッチャーの手元がちょっとくるえばデッドボールに。
そもそも顎は急所の一つ。
ボクシングでも、顎をヒットするとテコが効いて脳が激しく揺れ、即ダウンにつながる危険な部位です。この意味ではCフラップはもっと広まってもいいのかも知れません。
また、一度デッドボールを受けてしまうと、次の打席以降、どうしても恐怖心が拭えず、いつものバッティングができないといったことが起こります。この点、しっかりと頬・顎をガードしてくれるCフラップは安心材料。
投手側からみても、思い切って攻めやすくなるかも知れません。
ガチな勝負をするためにも、余計な怪我を防ぐ装備は歓迎です。
Cフラップはいつから登場した?
Cフラップは、もとはメジャーで使われていたもののようです。
しかしホークスびいきの私にとっては、秋山幸二氏の往年の姿が思い出されます。
*出典:バットマンと呼ばれた男も/フェースガード写真特集 – プロ野球 : 日刊スポーツ https://www.nikkansports.com/baseball/news/1829439.html
のちに監督もつとめた秋山さん、1999年9月8日、松坂大輔投手の投げたボールが秋山の顔面を直撃。頬の骨を骨折してしまいました。
しかし、ご覧のようなフェイスガードをつけてすぐに復帰。大活躍をして当時のダイエーを初優勝に導きました。
西武との優勝争いの最中であった9月8日の対西武戦で松坂大輔から顔面に死球を受け頬骨を骨折するが、その後の試合ですぐにベンチに復帰。フェイスガード付きの特製ヘルメットを作ってスタメン復帰も果たし、9月25日の優勝決定試合で先制点となる先頭打者本塁打を放つなど、ダイエー初の優勝に大きく貢献する。*出典:秋山幸二 – Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E5%B9%B8%E4%BA%8C
また、ウエスタンリーグで、やはりソフトバンクの江川智晃選手が、顔面にデッドボールを浴びたあとつけたものがこちら。
*出典:バットマンと呼ばれた男も/フェースガード写真特集 – プロ野球 : 日刊スポーツ https://www.nikkansports.com/baseball/news/1829439.html
写真を見た感じでは現在のC-フラップにかなりよく似ています。
内側にウレタンぽい緩衝材もはってありますね。
Cフラップ、いろんな心配
機能的にはなるほど納得のCフラップ。
ちょっと見た目はアレですが、あったほうが投打の勝負がいっそう面白くなりそうな気もします。
ですが冒頭書いたとおり、Cフラップにはいろいろ気になる点もあります。
- 片方だけ長くてアンバランスじゃないの?
- 打つ時、走る時、邪魔にならないのか?
これについては、情報が特にありません。
私の印象ですが、それほど重いものではなさそうなので、バランスや走り出しの時の問題はさほどないのかも知れないと思います。
あとは慣れ、でしょう。
つけたときの効果と、不慣れゆえの違和感とのバランスで、使う人と使わない人がいるんでしょうね。
Cフラップってプロ選手だけ?値段は?
調べて見るとすぐわかりますが、Cフラップは一般に販売されています。
なので、入手することも可能。
値段はいろいろありますが、数千円といったところでしょうか。
広まればもっと安価なものもでてくるかもしれませんね。
おわりに
簡単にCフラップについてご案内してみましたが、やはりこちらも見慣れていないので、ちょっとカッコ悪いという意見もあります。
口元まで伸びてるヘルメット、ダッサ〜www#日本シリーズ #プロ野球
— さもさん (@sm2moya2) October 30, 2018
私がひっかかったのもここの部分なのですが、やはりプロ選手は身体が資本。安全対策には十全を期していただいたほうが、ファンとしてもありがたいところです。
これを書いている現在、日本シリーズ2018はホークスが王手をかけていますが、今夜の試合はどうなるか?
私としては、疑問がちょっと解決したので、ヘンなヘルメットに気をとられず楽しめそうです。みなさんのお役にも立てたら幸いです。
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