心の傷を癒すということ〜第1話の口コミ感想、見逃し配信

NHKの土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』の第1話について、
口コミ風に感想を書いています．

ネタバレ、あらすじは最小限に留め、ふわっとまとめました．
これから視聴しようかな、と思って来てくださった方の参考にしていただけたら嬉しいです．

見逃し配信の方法についてもご案内します．

アイキャッチ画像出典：NHK『心の傷を癒すということ』（第一話）より

『心の傷を癒すということ』の第1話の口コミ感想

画像出典：NHK『心の傷を癒すということ』（第一話）より　和隆と終子　どちらも個人的に好きな役者さん．

画像出典：NHK『心の傷を癒すということ』（第一話）より本当の名前ではなかったことを知る切ないシーン．

画像出典：NHK『心の傷を癒すということ』（第一話）より和隆に呼び止められる終子．ここもキュン、てします．

画像出典：NHK『心の傷を癒すということ』（第一話）より憧れの師との出会い．いつも思うけど、近藤正臣さんがここでもとてもいい感じです．

第1話のサブタイトルは神戸、青春の街．

主人公・和隆の少年時代からの成長が、落ち着いた映像でしっとりと描かれます．
神戸の震災を描いたドラマですが、この初回ではその気配はありません．
むしろ、在日という出自に揺れる少年の成長を、とても丁寧に追って行く感じ．

自分の姓が安田ではなく安（あん）であると知ったショック
それをごく自然に受け止めてくれた友人
人の心への興味と、憧れの精神科医＝教授との出会い
同じ在日で、自分の名を嫌う“終子”との出会い・結婚、そして長女の誕生

こうした前半生．
人には誰しもそれぞれの悩みがあり、喜びがあると思えば、いわば普通の人生です．

そして、そんな普通の暮らしを成り立たせている街．
それはやがて失われることになる街でもある．

透明感のある映像のなかで紡がれるストーリーは、見ている者の気持ちを無理なく引きつけてくれます．
和隆と終子との出会いは小津安二郎の映画でしたが、そのしっとりした感じをリスペクトしているのかも知れません．

私はVOD（U-NEXT）で、たまたまこの作品を見つけて予備知識のない状態で見始めたのですが、すぐに良作と感じました．
地上波の民放ドラマはあまり得意ではないのですが、本格的なドラマを好む方にはオススメできると思います．

NHK大阪放送局の制作．
第一話の放送は2020年1月18日．

モデルは精神科医・安克昌さん．
生没：1960年-2000年12月2日
神戸大学医学部卒業
神戸市立西市民病院精神神経科医長をつとめた人物．
「被災地のカルテ」を産経新聞夕刊に連載．
ドラマと同タイトルの著作があります．

キャストは、
– 安和隆（柄本佑）
– 妻・安終子（尾野真千子）
– 父・安哲圭（石橋凌）
– 母・朴美里（キムラ緑子）

『心の傷を癒すということ』の第3話を含む全話は、NHKオンデマンド（有料）で視聴できます．
（記事執筆時点での情報では、2021年1月31日まで配信される予定．）

ただ、NHKオンデマンドはNHKしか見られないので、私はU-NEXTで無償配布されるポイントでNHKオンデマンドを契約してます．
朝ドラや大河ドラマのほか、一般の映画作品もこの方法で見ています．（もう一年以上これ）
必要な方はこちらの記事をご参考になさってください．
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