NHKの土曜ドラマ『心の傷を癒すということ』の第4話について、
口コミ風に感想を書いています.
ネタバレは最小限に留めましたが、ゼロではないのでご注意ください.
見逃し配信の方法についてもご案内します.
アイキャッチ画像出典:NHK『心の傷を癒すということ』(第4話)より
『心の傷を癒すということ』の第4話の口コミ感想
画像出典:NHK『心の傷を癒すということ』(第4話)より
第4話のサブタイトルは「残された光」。
阪神淡路大震災で人々の心に生じた深い傷。その傷は、一人一人、深さも形も異なります。そのひとつひとつに、徹底して寄り添おうとした一人の精神科医に最後の時が迫ります…
画像出典:NHK『心の傷を癒すということ』(第4話)より
腹水を抜きながら病の痛み耐え、ギリギリまで執筆し、診察し、生まれ来る娘の名を考え続ける。言葉にすると深刻すぎますが、当人の態度はあくまで抑制的で冷静。そのことがかえって、彼の胸の内に宿る情熱と意志を感じさせます。と同時に、家族や親友、恩師らとのプライベートな関係のなかで時折、抑えきれずに溢れる感情が、見ているこちらの琴線を揺らします。
画像出典:NHK『心の傷を癒すということ』(第4話)より
画像出典:NHK『心の傷を癒すということ』(第4話)より
このあたりの、主人公・安和隆を演じる柄本佑さん緩急のある演技スタイルは、父親譲りなのかも知れません。根底に温かみを感じさせる人物表現に、終始惹かれました。
本作の全編を通して、つまり主人公・安和隆が生涯を費やしてつかんだひとつの真実が、この最終回ではセリフとして語られます。
「心の傷を癒すということ」というタイトルとも強く響きあうその結びは、現在の日本を生きる私たち一人一人が、心に深く刻んでおいてよいことのように感じました。単に言葉としてだけでなく、この物語とともにイメージとして記憶しておくことで、生き生きした、実践的な言葉になるような気もしています。
どんなセリフだったかは、これから本編をご覧になる方のために、ネタバレせずに伏せておきましょう。
その方がきっと、ドラマを深く受け止めることができそうに思います。
画像出典:NHK『心の傷を癒すということ』(第4話)より
『心の傷を癒すということ』第4話について
この第4話が放送されたのは2020年2月8日.
制作はNHK大阪放送局.
モデルは精神科医・安克昌さん.
生没:1960年-2000年12月2日
神戸大学医学部卒業
神戸市立西市民病院精神神経科医長をつとめた人物.
「被災地のカルテ」を産経新聞夕刊に連載.
これが本編に登場する著作となります。
4話の主なキャストは、
– 安和隆(柄本佑)
– 妻・安終子(尾野真千子)
– 湯浅浩二(濱田岳)和隆の旧友
– 母・朴美里(キムラ緑子)
– 兄・安智明(森山直太朗)
– 片岡心愛(清水くるみ)
『心の傷を癒すということ』の第4話の見逃し配信
『心の傷を癒すということ』の第3話を含む全話は、NHKオンデマンド(有料)で視聴できます.
(記事執筆時点での情報では、2021年1月31日まで配信される予定.)
ただ、NHKオンデマンドはNHKしか見られないので、私はU-NEXTで無償配布されるポイントでNHKオンデマンドを契約してます.
朝ドラや大河ドラマのほか、一般の映画作品もこの方法で見ています.(もう一年以上これ)
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