何度でも散り、何度でも咲く〜『黄金の日々』第10話の名言

『黄金の日日』第10話 美緒(栗原小巻) 未分類

人生はときとして、不条理で無情。
大望をもっていても、それを
果たせなくなることもあります。

苦境に追い込まれた人間が
どんな覚悟と戦略で状況を
受け入れ、抗っていくか?

それをあの伝説の美女が
語っています。

アイキャッチ画像出典:『黄金の日々』第10話 より

 

何度でも散り、何度でも咲く

こんにちは、ドラマ好きのクエリです。
昔の大河『黄金の日日』に、今ハマってます。

視聴中に印象に残ったセリフを
クリップいるのですが、今回は
第10話から。

また1日がくれていく

間も無く春も終わる

わたしも自然のうつろいに身をまかせて

何度でも死に、何度でも生き返っていこう

散るも咲くも所詮、

意のままにはならぬ

*大河ドラマ『黄金の日々』第10話 南海の館 より

セリフの背景と解釈

ヒロイン・美緒(栗原小巻)が、
父・今井宗久から要請された結婚を
受け入れる決意を固めた時の台詞。

相手の兄・兼久には別の女がいて、
美緒自身も密かに主人公・助左に
想いを寄せている。

望まない結婚で、一時は琉球への
逃走まで考えたが頓挫した。

もはや人買船から請出された養女に
拒むすべはない。

ただこの台詞、単なる諦めとは違う。

むしろ、

自分は桜として何度でも咲いてやる、
たとえ何度散ったとしても、

という決意とも読み取れる。

諦めているのは、
散るタイミングや咲くタイミングだ。

つまり志を果たすために雌伏し、
“その時” を待つ長期戦の覚悟を
決めたのかも知れない。

美緒には、人買船で売られていった
女児たちを日本に連れ戻す、
という目標がある。

強い志を果たすためには、雌伏する
覚悟が必要な時もあるのだろう。

そしてそれはきっと、誰の人生にも
きっとあるような気がする。

そんな時にこのセリフを思い出したい。

『黄金の日々』について

『黄金の日々』はNHKが1978年に放送した大河ドラマ.

主人公の助左は松本幸四郎(現・松本白鸚)、
ヒロインは文中でもふれた栗原小巻。

ほかに夏目雅子や名取裕子、
竹下景子に十朱幸代など
今では考えられない豪華すぎる
キャスティングがなされている。

ドラマの舞台はよくある戦国時代。
だが主人公は貿易商を志していて、
決して武士になろうとはしない。

この点で、武将の立志伝とは違う
ユニークな大河ドラマだ。

 

『黄金の日々』を見る方法

『黄金の日々』はNHKオンデマンドで
見られます.

私はU-NEXTを経由して見ています.

まるごと見放題パック(NHKオンデマンド)の口コミと契約方法
NHKオンデマンドの見放題サービス「まるごと見放題パック」が3月1日から始まりました。 これ、めちゃくちゃお得で画期的。 NHKのドラマやドキュメンタリーが好きな私はワクワクしています。

コメント