できるのにやらないのが、お前さんだよ〜『黄金の日日』第8話の名言

『黄金の日日』第8話 美緒(栗原小巻)とお仙(李礼仙) 未分類

現状に甘んじ、行動することを
諦めている多くの人々に、
小悪魔が皮肉たっぷりに
励ましてくれています。

アイキャッチ画像出典:『黄金の日々』第7話 より

 

できない理由

できないからやらないんじゃない

できるのにやらないのが

お前さんだよ

*大河ドラマ『黄金の日々』第8話 呂宋島(るそんとう)漂着 より

セリフの背景と解釈

幼少の頃、人買船に乗せられていたところを
堺の豪商・今井宗久に買われ、幼女となった美緒(栗原小巻)。
このドラマのヒロインだ。

同じ船に乗っていたおびただしい数の女児たちは皆、
東南アジアに売られてしまった。
美緒はその子どもたちのことが頭から離れず、
探し出し、救いたいと願っている。

だが実際にはどうすればいいかわからない。

そんな美緒に、同じく人買船から脱出した
唯一無二の存在・お仙(李礼仙)が火をつける。
上はその時のセリフ。

金持ちの幼女であるお前には、
銭だって船だってあるのに、
なぜか動こうとしない?

というわけだ。

自分にできると思うか、
できないと感じるか、
それはそれまでの人生で身についた
習慣みたいなものだ。

子象の頃から鎖に繋がれて育った象は、
大きくなって、鎖を引きちぎれるほど
成長しても、そうすることはない、という。

ハナから「無理だ」と、思い込んでいるからだ。

そんなことが、人生にもけっこうある。
そもそも人は、無意識のうちに現状維持を
望んでしまう生き物だ、ともいう。

そんな思い込みの檻を打ち破ってくれるのは、
李礼仙のように小悪魔的な存在からの
皮肉たっぷりな一言なのかも知れない。

「お前さん」と指されたのは、
自分たち視聴者自身のように感じた。

『黄金の日々』について

『黄金の日々』はNHKが1978年に放送した大河ドラマ.

主人公の助左は松本幸四郎(現・松本白鸚)、
ヒロインは栗原小巻.

東南アジアを股にかけた貿易商を
主人公に据えた斬新な作品。

当時の堺の様子や、鉄砲をめぐる
情報戦などが描かれるため、
一般的な戦国大河を見るときにも、
ぐっと奥行きを感じられるように
なります。

 

『黄金の日々』を見る方法

『黄金の日々』はNHKオンデマンドで
見られます.

私はU-NEXTを経由して見ています.

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