『月曜日の朝、スカートを切られた』が音楽の日(TBS・7月15日)で初パフォーマンスされ、話題になっています。
同曲は欅坂46の1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』のリード曲。注目度・期待度ともかなり高かったのですが、反応は上々のようです。多少賛否が分かれるのは欅坂46あるある、ファンのとまどいも含めて、いつも通りの滑り出しなのかな、と思います。
ところで、当の曲を提供した饗庭純さん自身が欅坂の初パフォーマンスを見て「心揺さぶられすぎて涙出た」とコメント。にわかに欅ファンの注目と共感を集めています。
というわけで今回はこの饗庭純さんについて情報を集めてみました。
シンガーソングライターの饗庭純さん。なかなか素敵な活動をなさっていて、欅ファンの中にもハマる人がいそうな気がします。美人さんですし、情報は多くはなかったのですが、プロフィールやご経歴、他の作品など気になる、という方にもご覧いただけたらと思います。
饗庭純さんが『月曜日の朝、スカートを切られた』の初パフォーマンスに言及
饗庭純さんが欅坂46の初パフォーマンスに言及したtweetはこちら。
欅ちゃんの「月曜日の朝、スカートを切られた」のパフォーマンス本当に素晴らしかった。心揺さぶられすぎて涙出た。
「私は悲鳴なんか上げない」っていうメッセージの深みよ…連鎖していく理不尽に晒されながら、それでも真っ直ぐ生きようとする人の無音の叫びだと感じた。凄い覚悟。ガンジーかよ。
— 饗庭純 (@aibajun0607) July 15, 2017
ガンジーはともかく、うんうん、という感じです。
この『月曜日の朝、スカートを切られた』作曲は饗庭純さんですが、作詞は御大・秋元康さん。ダンスはもちろんTAKAHIRO兄。
秋元さんは“曲先”といって、曲に詩をあてていくスタイルだと言われています。そしてその詩を読み込んで、欅坂46のメンバーとTAKAHIROさんが振りをつけていく。もちろん曲に合わせて。
このプロセスを見ていくと曲は、全体の方向性を決める最初の一歩になります。
たいへん重要ですね。
今回この重役を担った饗庭純さん。ガッチリ欅チームに入ったわけですが、つぶやきを見る限り一人のファンとして、欅坂46のパフォーマンスを楽しんでいる様子がうかがえます。
ファンとしても仲間、ですね・笑。
饗庭純の作品〜『xとy』など
饗庭純さんの作品はyoutubeで公開されています。
こちらの動画は360度VRの高画質。
ほかにもアルバムやツアーに関連した動画がありました。下のほうでご紹介します。
饗庭純(あいば じゅん)、名前の読み方と由来
ここからは饗庭純さんに関する情報を。
最初から脱線かも知れませんが、饗庭純さんのお名前、何て読んだらいいんでしょう?
私が真っ先に調べたのは、この名字の読み方でした。
「あいば」と読むそうです。フルネームは「あいば じゅん」さんですね。
饗庭という姓は由来が深く、もとは供物を捧げる場所から来ているそうです。
神様と会う場所でもあり、「相場」にも通じている。
「あえば」と読むこともあるとか。
饗庭純さんの家系とどんな関係があるかはわかりませんが、氏族としても古く、
源頼光を祖とする摂津源氏の流れを汲む土岐氏(美濃源氏)の支流
出典:摂津源氏
とあります。
饗庭純の経歴
以下饗庭純さんのご経歴もわかる範囲で確認しました。
相場さんは当初、ギターで弾き語りするシンガーソングライターとして知られていました。
ルックス同様、胸に突き刺さるシャープな言葉で、その筋では評判だったようです。
MUSIC にゅっと。
ご経歴のなかで光っているのは、NOTTV1「MUSIC にゅっと。」の中で行われたオーディション企画。「ここでミラクル!」というタイトルでしたが、審査員特別賞を受賞しています。
「にゅっと」という言葉はフィンランド語のnytから来ており、「NOW」=今を意味しているのだそうです。
後に饗庭純さんはこの番組のレギュラーをつとめました。
アルバム『Haku』
2015年10月7日には、1stミニアルバムの『Haku』を発表(nyt records)。インディーズの完成度としてはかなり高レベルと評価されています。
こちらはそのミニアルバムの紹介動画。
『カザキリ』
2016年1月から3月に放送されたTVアニメ『ノルン+ノネット』OPテーマ『カザキリ』の作曲を担当。
-Solen-
2016年3月13日には『Haku』のツアーファイナル「-Solen-」をshibuya duo MUSIC EXCHANGEで開催しました。
動画があります。
そして今回、欅坂46の『月曜日の朝、スカートを切られた』を作曲。 <イマココ、ですが、ヒットすることは間違いないので、饗庭純さんのお名前もますます知られることになるでしょう。
ビョークをリスペクト
饗庭純さんはアイスランドやイギリス、スペインなどで音楽修行を重ねたと言われています。
ヨーロッパに何か惹かれるものがあるのでしょうか?
音楽的に影響を受けたアーチストとして、饗庭さんは次のような名前を挙げています。
- オリガ
- ビョーク
- レディオヘッド
- コールドプレイ
- エスキュウ・ディヴァイン
- シークレット・ガーデン
オリガはロシア出身、ビョークはアイルランド、シークレットガーデンもアイルランド・ノルウェー出身です。
この中でも饗庭純さんが特にインパクトを受けたと行っているのはオリガとビョーク。
オリガは後に拠点を日本に移して活動したアーティスト。
本名はオリガ・ヴィターリエヴナ・ヤコヴレワ。透明感のある歌声が魅力で、支持者も多かった。
CMやアニメ音楽で活躍していましたが、44歳の若さで早逝してしまいました(1970/10/12 – 2015/01/17)。
ビョークについては、饗庭純さん自身が次のように語っています。
ビョークは、混沌としてなおかつ調和していて、純粋で、暴力的でもあり、原初的な……そういうものに対する感性を開いてくれた巨大な存在です。最初、怖くて2年鎖国したんですけど(笑)、受け入れてしまった後は「この人が生きてる世界はまだ大丈夫」みたいな感じです。amazarashiは初めて言葉に希望を持たせてくれたというか。日本語の歌はほとんど聴いてなかったんですけど、うまく言えないんですけど、ものすごい心に響いたんです。
出典:饗庭純「わたしの“あるべき姿”、気軽に見に来てください」 | 高岡洋詞オフィシャルサイト「タピオカジャーナル」
饗庭純公式アカウント
饗庭純さんのネット上のアカウントを集めました。
youtubeチャンネル
オフィシャルサイト
まとめ
以上、饗庭純さんに関する情報を、簡単ですがまとめてみました。
運営の元締・秋元康氏はご承知のとおり、アイドルグループのプロデュースで巨額のビジネスを営んでいます。
それについては賛否もあるように思いますが、新しいミュージシャンや映像作家など、優れた才能の発掘現場にもなっていることは否めない。
失礼ながら私自身は、饗庭純さんのお名前を今回の『月曜日の朝、スカートを切られた』の作曲者として初めて知ったわけですが、嬉しい出会いでした。
アイドルがひとつのメディアになり、地道な活動をしている人々にスポットライトが当たり、飛躍の機会になる。これはなかなかよいことだと思いますね。間違いなく秋元氏の功績のひとつでしょう・・・なんか上からな書き方になっててすいません。ともかく饗庭純さんのこれからに期待です。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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