団塊の世代の年齢は2017年の今、何歳?その由来や特徴

団塊の世代(だんかいのせだい)、って、時々ニュースなどで耳にしますよね?

その団塊世代、具体的に言うと、2017年の今年の時点で何歳から何歳くらいまでの人を指すのでしょうか? そもそも「団塊」って何なんでしょう? そう名付けられた由来が、何かあるのでしょうか?

また団塊の世代という名前で呼ぶことに、どのような意味があるのでしょう?
世代として共通する特徴が、何かあるのでしょうか?

・・・いろいろ疑問がわいてきます。

今回はこの「団塊の世代」にまつわる疑問を、google先生に聞いてみました。
団塊の世代って耳にするたび、“もやっ”とするみなさんにご覧いただけたらと思います。

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団塊の世代は2017年現在で何歳から何歳までを指す?

はじめに団塊の世代の、現在(2017年現在)の年齢をはっきりさせておきましょう。

団塊の世代は、1947年(昭和22年)から1949年(昭和24年)生まれの人たちを指します。ですから、これを書いている現在は、68歳から70歳になります。

団塊世代って何?

この年代が他の世代から区別され、団塊世代と呼ばれている理由は、その人口にあります。
1947年から1949年生まれの人たちは、他の年に生まれた人たちに比べ、人数が突出しているのです。

次のグラフは総務省統計局が公開しているものです。
団塊世代の人数が多いことがよくわりますね。

日本の人口のグラフ
画像出典:統計局ホームページ/統計Today No.114

 

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団塊世代はどのように誕生した?

このような人口の多い世代は、どのようにして生まれたのでしょうか?
答えの鍵は、第二次世界大戦にあります。

ご存知のように、先の大戦が終わったのは1945年8月15日。
団塊の世代は、そこから少したった時代に生まれた人々です。

戦争中は、多くの男性が戦地へかり出されていたこともあり、結婚しにくい傾向がありました。
また、敗戦直後も社会が混乱しています。

しかし戦争が終わって少したつと、若い男性が復員してきたこともあり、婚姻が急増。
たくさんの赤ちゃんが誕生します。
これが“第一次ベビーブーム”と呼ばれる社会現象です。

第二次ベビーブーム
ちなみに、第二次ベビーブームは1971年から1974年までの出生数増加を指します。
こちらは団塊の世代が結婚し、その子どもたちが誕生したことによるもの。
そのため、この世代を“団塊ジュニア”と呼ばれています。

 
さて、戦争が終わった後の婚姻増によって人口が増えたことはわかりました。
では団塊世代の後、なぜ人口が急に減ってしまったのでしょう?

実は1949年(昭和24年)に法律が改められ、妊娠中絶が容認され、出生率に歯止めがかかったと言われています。実際、1950年以後は出生率が低下していることが、グラフからも読み取れます。

戦争と法改正、その狭間で団塊の世代が生まれたと考えられます。

団塊(ノジュール・nodule)とは?

次に団塊世代の名前についている「団塊」の意味と由来を確認しましょう。

団塊とは、英語のノジュール(nodule)を訳した言葉で、もとは堆積してできた岩の中に存在する、まわりとは違った成分でできた固まりのことを指します。
地質学的なノジュールの写真を見ると自然の岩の中に丸い固まりができており、一見すると自然にできたものとは思えない、奇妙なものです。

ノジュール
おおだwebミュージアム_しまねの地形・地質_大田の地形と地質_仁万のタマネギ状ノジュール

団塊世代の由来は堺屋太一氏の小説

団塊世代の名付け親は、作家であり評論家でもある堺屋太一(さかいや たいち)氏。
官僚時代に発表した小説『団塊の世代』の中で用いたことから世間一般に広まりました。
当時堺屋さんは、通商産業省の鉱山石炭局というところに在籍していたんですね。地質学的なことが身近だったのかも知れません。

当の物語は四部で構成され、それぞれ別個の物語なのですが、主人公が団塊世代であることが共通しています。
作品が発表されたのは1976年ですが、小節としては四分それぞれに違った近未来が舞台になっており、その時代に団塊世代が経験するであろうストーリーが描き出されています。堺屋さんならではの時代診断を活かした作品と言えます。

ベビーブーマー

団塊世代に似た、戦後の人口増は世界的に見られる現象で、アメリカではベビーブーマー(baby boomers)と呼ばれています。こちらは1946年から1964年頃までに生まれた世代を指す事が多い。日本の団塊世代より幅が広いですね。

ちなみにアメリカの大統領、

  • ビル・クリントン
  • ジョージ・ウォーカー・ブッシュ(ブッシュ2世)
  • ドナルド・トランプ

の三人は、いずれも1946年生まれだそうです。

団塊の世代の特徴は?

戦前の封建的な価値観と戦後の新しさ

団塊世代の特徴は戦争体験が無いということ。昭和40年代のヒット曲『戦争を知らない子供たち』がそれをよく表しています。戦争体験が無いことは今の日本ではごく当たり前のことですが、団塊以前の世代は必ず戦争体験が、場合によっては複数あったわけです。

経済的には貧しい家庭が多く、戦前の封建的な価値観の中で育ってきた世代でもあります。その一方で欧米からの価値観にさらされ、吸収もしてきました。お見合い結婚から恋愛結婚、核家族化が急速に進行したのもこの世代。その一方で女性は専業主婦として家庭に入る場合が多かった。学生運動の世代というイメージもありますが、大学進学率は20%程度。大半は高校卒業後に就職、中学卒で働く人も多く、全体としてみれば、保守的な考え方の人の方が多かった、と見られています。

多数の人口と激しい競争

同世代の人口が多いため、常に競争にさらされてきたのも団塊世代の特徴です。
そのため自己中心的な面を持っていると言われることも多い。そして、これも同じ理由からですが、仕事人間の人が多い。
終身雇用が当たり前の時代、価値観の根っこは保守的ですから、年功序列・縦の関係を重く見ています。

時代の中心というプライド

団塊世代の人々の多くは、戦後の日本をリードしてきたという自負を強く持っています。
戦後の日本の高度成長や消費社会化、バブルなどの時代の大きなうねりの中心に、常に団塊世代が存在したことは間違いありません。彼らの労働力、消費意欲、投資にあてられる資金、それぞれが時代に影響を与えてきました。近年では高齢者が蓄積した資金が、消費の大きな部分を担っていると言われていますね。日本の国債が破綻しないのは日本人の貯蓄によるものだと言われることもありますが、それも多くは団塊世代が稼ぎ、蓄積したものだと思われます。

団塊世代の評判が悪い理由

戦後の日本を築いて来た団塊世代ですが、現在の評判は必ずしも好ましいものではないようです。
検索すると眉をひそめたくなるような言葉がいろいろと出てきてしまいます。

そのひとつひとつをご紹介するのは気分のいいものではありません。
ここでは私個人の意見として、団塊世代の評判が芳しくない理由を書き添えてみたいと思います。

団塊世代の特徴として

  • 根底では揺らぐことがなかった封建的・保守的な価値観
  • 競争に邁進してきた自己中心性
  • 戦後を作って来たという自信

を挙げましたが、これらの多くは今の時代にマッチしなくなってしまいました。

社会は複雑化し、価値観も多様化。若年人口が減り、経済は縮小傾向。まさに巨大な団塊人口を支えるための福祉が、重くのしかかっていまあす。
そのような中で団塊以外の世代は、価値観を常に動揺させられています。かつての右肩上がりの時代のように、頑張って働いていれば報われる、と素朴に信じることはできません。

そのような多くの世代からみると、基本的には大きな価値転換を経験したことのない団塊世代は、他の世代からみるとまさに異質な固まりのように見えてしまっているのではないでしょうか。
彼らの揺らがない自信は、強固で異質な団塊であり、頭上の重しのように感じられているのかも知れません。

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まとめ

以上、簡単ではありますが、団塊の世代についてまとめました。
ご覧いただいてきた要点としては、

  • 団塊世代は1947年(昭和22年)から1949年(昭和24年)生まれの人たち。
  • 2017年の現在は68歳から70歳くらい。
  • 団塊とは地質学の用語で、異質な固まりを指す。
  • 団塊世代と名付けたのは作家の堺屋太一氏。

など。

現在はあまり評判がよくないが、その理由は、大きな価値転換を迫られたことがないからではないか、という私見もご紹介させていただきました。
とはいえ、戦後日本は団塊世代に多くを負っていることは間違いありません。感謝と敬意をもちつつ、相互の理解をはかることがたいせつかな、と思っています。

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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