『夏の花は向日葵だけじゃない』歌詞の意味が深過ぎて再号泣

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今泉佑唯さんのソロ曲『夏の花は向日葵だけじゃない』がたいへん沁みています。
あの歌声からのこの内容、ずーみん推しじゃなくてもクラクラきますね。

ただ、歌詞に少し不思議な箇所があるのに気づきました。
そこを掘って見たら、お宝ならぬ別の世界が・・・表側の意味をさらに深めてくれそうな仕掛けが見えてきました。

いえ、御大・秋元氏がどう考えているかは知りません。ただ、こんな読み方をすると、もっとこの曲を味わえるのではないか・・・そう感じたので、シェアしたいと思います。よかったら『夏の花は向日葵だけじゃない』をリピートしまくっている方に読んでいただけたら、と思います。

 

追記 『blt 22号』でずーみんの復帰グラビア&10,000字インタビュー!

2017/08/18 追記)
ついに待ちに待ったときが来たのでしょうか?
8月18日発売の『blt graph. vol.22』にずーみんの復帰グラビア&10,000文字インタビューが掲載されています。インタビューで現在の心境、休養中のことなど語られているとたら、ぜひ読んでみたい!

『夏の花は向日葵だけじゃない』歌詞の意味

『夏の花は向日葵だけじゃない』は恋の歌。忘れられない「あなた」を今も思って涙する、せつない女性の心が綴られています。
こんな歌をずーみんに歌わせるとはズルいですね。
破壊力がありすぎます・笑

夏といえば向日葵。これはみなさんも共感できるのではないでしょうか。
実は百合だって百日紅だって咲いているけど、やっぱり向日葵ですよね。

そんな夏=向日葵という強固なイメージを、どうしても忘れられない彼への強い思いの比喩として使っている。
「夏の花は向日葵だけじゃない、でも私には向日葵しか見えない」、ということでしょう。

内容としてはこれに尽きると思うのですが、ちょっとしたポイントだと思うのはこのヒロイン、彼を忘れようとして恋をしたんですね。でもその恋はもう思い出せない。もしかしたらキスもしたかも知れないけど、思い出せないから数のうちに入らないことになってます・笑。
いいんです。心がこもっていないキスはキスのうちには入らない。そういうもんです。むしろそういう経験が、やっぱり彼じゃなきゃ駄目なんだなという思いにつながっている。(先取りして言うと、これが彼女を向日葵に変えるのです。)

向日葵は彼なのか?ずーみんなのか?

そういうわけで、向日葵はさしあたり忘れられない「彼」を意味していると考えられます。
というか、夏といえば向日葵しか思い浮かばない。私にはあなたしか見えない、というわけですから、向日葵=彼、ですよね。

ところが、二番が終わって調子が変わる箇所、

太陽をじっと見つめて 恋をする黄色い花
もうあなたのことしか 私には見えなかった

引用:『夏の花は向日葵だけじゃない』 作詞:秋元康

ここにちょっと違和感が。

「じっと見つめて恋を」しているのは、ヒロインですよね。
でも、「太陽をじっと見つめ」る「黄色い花」は向日葵です。
なので、ここではヒロインが向日葵になっているように感じられる。

太陽を見つめる黄色い花よ、
もうあなたしか見えない

ならば向日葵=彼で問題ないのですが、
太陽に恋をしているのが黄色い花(=向日葵)なのが、事態を複雑にしている。
ついでに言えば、太陽は向日葵の例えかも知れないので、太陽(向日葵)をじっと見つめて恋をする黄色い花(向日葵)、みたいなことになると、もう頭がぐちゃぐちゃです・笑。

こんなにこだわらなくてもいいんでしょうけどね・笑。

 

あなただけを見つめる〜向日葵の花言葉

とはいえ疑問はもつものです。

冒頭書いたとおり、不思議に思って調べてみると、ちょっとした発見が。
それは向日葵の花言葉

いろいろ意味はあるらしいのですが、中でも強いのは

私はあなただけを見つめる

というもの。
多くのサイトさんが、これを向日葵の花言葉の筆頭に挙げていらっしゃいました。

太陽神に恋をした娘神が、ひたむきに思い続けた結果、涙に暮れながら向日葵の花になってしまった、という由来もある。

この歌まるっとサンフラワー

この花言葉と由来をふまえると、ずーみんの歌声がいっそう胸に迫ってきます。
この歌そのものがまるっと向日葵の姿を歌ったものと受け取れるからです。

私にとっての太陽(向日葵)、その彼をじっと見つめ、思い続けるずーみん自身が、向日葵に見えてくる。

仮にこんなどんでん返しが可能だとすると、さっきの「太陽をじっと見つめて 恋をする黄色い花」というフレーズの複雑さは、そのためのトリガーだったようにも思えて来ます。

そもそもこの曲はなぜ向日葵を題材にしたのか?
アルバムが夏にリリースされたから?
いやいや、そんな販売事情が理由では興ざめですよね。
そこには、太陽だけを見つめ続けて向日葵になってしまった娘神の物語が下敷きにされている、と思ったほうがグっと来るように思いますが・・・いかがでしょう?

そんな風にずーみんから想われてみたいものですね・笑

 

終わりに

長々書いてきましたが、以上はもちろん私の思いつきです。
作詞をした秋元氏がどう考えているのかはもちろん知りません。他方では、花言葉に詳しい方にはそもそも当たり前のように読めていたことかも知れないですね。
まあ、正解・不正解とは別に、こんな楽しみ方もあるんだなと面白がってもらえたら嬉しいです。

ここまでご覧くださったみなさんにはお礼を申し上げたいです。
ありがとうございました。

にしてもこのソロ、ずーみんが歌う姿を見てみたいですね。

向日葵のような笑顔が早く欅坂に戻りますように!

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コメント

  1. 通りすがりの詩人 より:

    秋元さんは、歌い手の体験や経験を題材に歌詞を書いたりするのが大得意なので、今泉さんの恋の経験を夏の向日葵に掛けて詞にしたのでしょうね。何か病になった思春期の女性でもある今泉さんが精神的に癒されて立ち直る切欠の一つは恋をしてみるのも大切な事ですね。良いぴったりな楽曲ですね。

  2. より:

    太陽をじっと見つめて
    恋をする黄色い花

    の部分、
    もしかしたら彼(向日葵)には他に
    好きな人がいて
    その人を太陽と呼んでいるのでは…。

    全くの妄想ですが
    そう考えるととより切なくなりました。

    • webmaster より:

      琴さん、コメントありがとうございます。
      なるほど、彼に好きな人ですか。それあるかも知れませんね。
      そして、おっしゃるとおり、たいへんせつない(泣)
      再々号泣しそうです。

      何度聞いても飽きないこの曲、すっかり運転時の定番になっていますが、注意して運転しなきゃ、、、

      どうもありがとうございました。